エネルギーチャージ企画第2段
琵琶湖編
前回は無動寺明王堂と辨天堂について
お届けしました
今回は比叡山延暦寺・東塔エリア
についてお届けします
根本中堂
残念ながら、大改修中
根本中堂は広大な延暦寺の総本堂で
御本尊は薬師如来です
延暦寺を開いた最澄が創建した
一乗止観院(薬師堂、文殊堂、経蔵)
が元になっています
根本中堂は災害や焼失などで
何度も建て替えられていますが
創建の際に御本尊の前に灯した炎は
1200年もの間不滅の法灯
として灯り続けているそうです
堂内は撮影NGですが
修繕の様子を見ることができるステージのみ
撮影が可能でした
アプリをダウンロードすると
バーチャルで完成映像を見れる
なんてサービスもやっていましたよ
2015年から始まった大改修💫
完成は2025年の予定だそうです
堂内はひっそりと厳かな雰囲気
に満たされていて入口とは別空間
そこにいるだけで
背筋がしゃんと伸びる感じがしました
開祖である最澄は
「一遇を照らす人こそが国宝である」と説き
ひとりひとりがそれぞれ生きる場所で
最善を尽くすことで
誰もが幸せになる世にしたい
と願ったそうです
法灯はその最澄の志として
1200年も受け継がれているのですね
今回のテーマ
道ひらき、導きにぴったり
素敵なご縁をいただきました
完成したらまた見に行きたいな
根本中堂を出て
次は正面にある文殊楼へ
![絵馬](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/292.png)
延暦寺の山門
徒歩で登って来る場合は
最初にこの門をくぐることになります
文殊楼は慈覚大師と呼ばれた
第3代天台座主(延暦寺の住職)
円仁が「常坐三昧」の修行の道場として
唐へ留学した際に修行をした
文殊菩薩の聖地、五台山の文殊菩薩堂
に倣って創建されました
上部には文殊菩薩が祀られていて
受験生の合格祈願に人気だそうです
大黒堂
最澄が比叡山に登った際に
大黒天を見た場所なのだとか
日本の大黒天信仰の発祥の地
といわれているそうです
御本尊の大黒天は三面出世大黒天
正しくは三面六臂大黒天で
食生活を守る大黒天
勇気と力を与える毘沙門天
美と才能を与える弁財天
が一体になった姿をしています
商売繁盛の守り神として祀られています
こちらが大黒堂の御朱印
しっかりとそのエネルギーのお裾分け
をいただいてきました
大講堂
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
![ルンルン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/087.png)
![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
![音符](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/086.png)
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
![絵馬](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/292.png)
今回、幸運なことに
伝教大師一千二百年大遠忌記念事業
最澄と比叡山
「戒壇院と法華総持院東塔」特別拝観
の開催期間中でした
戒壇院は天台宗の僧侶が
最澄の志を継いで仏の道に進む決意をし
そのための「戒」(いましめ)
を授かる特別な場所
僧侶としてこのお堂に入るのは
生涯一度きりの聖域なのだそうです
授戒する僧侶は
釈迦牟尼仏から直接戒を受けるために
その正面に立ち
左右から文殊菩薩と弥勒菩薩が見守る形
で執り行われます
儀式では「戒」が「光」となり
体内に飛び込むのだとか
「すべての人の中に仏性がある」
と説いた最澄
自らの仏性に光を当てるのが授戒
なのですね
堂内は薄暗く正面に釈迦牟尼仏
両脇に文殊菩薩と弥勒菩薩
が向かい合っていらっしゃいました
ほのかな灯に映し出されるお姿は
何とも美しいものでした
聖域という表現がぴったりで
その空気感は厳かで凛としているのですが
とても心地よく居心地がよかったです
これまで一般公開もされたことはなく
儀式自体も年に1回だそうで
その扉が開くことはとても貴重
素晴らしい機会に恵まれました
伝教大師一千二百年大遠忌記念の
特別な御朱印をいただいてきました
シルバーは戒壇院
ゴールドは法華総持院東塔
阿弥陀堂
比叡山開創1150年の大法要を記念して
1937年に建てられました
御本尊は阿弥陀如来
檀信徒の先祖回向の道場ですが
一般の回向法要も行なっているそうです
こちらは阿弥陀堂の御朱印
法華総持院東塔
最澄が経典の力で世を護るため
全国6か所に建立した宝塔の総塔です
「法華」とは釈迦の教え
「総持」とは密教、大日如来の教え
を指していて、最澄はこの2つの教えを
人の悩みに合わせて
姿を変えているのであり
根幹は同じものだと説きました
塔内には釈迦の説く法華経の世界と
密教の説く胎蔵界、金剛界の世界が
壁画として描かれています
大日如来を中心にした胎蔵界五仏
が祀られています
法華総持院東塔は最澄の
円密一致の教えを体現したものなのです
以上、比叡山延暦寺、東塔エリア
についてお届けしました
次回は千日回峰行でも参拝する
日吉大社についてお届けします