こんにちは。


昨年末から検討してきたカメラストラップがあるのですが、

ついにファーストオーダー品(うん?スター・ウォーズっぽい呼び方ですね)を

お客様にお届けできましたのでご紹介します。

カメラがカッコイイ!!

ストラップはレンガブラウンの色の革を使っていますが、品が漂ってます!

とっても似合っています!


カメラは

Kodak Signet35

35mmフィルムのレンジファインダーカメラです。

カメラに関心のある方でしたら銘機であることはいわずもがななのですが、

ネットで調べるとミッキーマウスってキーワードがちらほら出ます。

確かに、筐体正面方向からみるとミッキーのように見えるんですね、若い方たちにも人気があるのが分かる気がしました。Kodakの赤いマークがいいんですよね。


折角なのでストラップだけの写真も載せます。

昔のカメラのストラップは切りっぱなしの革で11mm幅くらいのものが多かったようです。

それを継承して11mmとかなり細身のストラップとなりました。

ミレザワークスで11mm幅ストラップは今までで一番の細身です。

一眼レフデジカメのブームになったときは幅広が流行したと思うのですが、

最近はミラーレス機の普及で細身ストラップの需要が増えてきました。


ちなみに、Signet35は製造は1950年代とのことで、すでに約70年くらい経過しています。

純正ケースとストラップを利用されている方は分かると思うのですが、70年となると経年劣化が進んでいるものが多いと思います。古い革のストラップや速写ケースの根革が突然切れてしまったという方のブログ記事をいくつか拝見しました。やはり革は自然が与えてくれたものであって、PP(ポリプロピレン)テープの様な化繊の耐用年数には敵いません。


クラシックカメラには、全てが革で出来たストラップの方が当時の雰囲気により近づけますし、

PPテープを使わないタイプのストラップを前々から制作したいと思っていました。

今回の新作は、普通の方から見ると、見た目の真新しさはないと思うのですが、

この細身のクラシック感を実現できたのはとても良かったと思っています。

お客様とのやり取りを通して、カメラが繋ぐ出会いというものも感じました。

過去にもたくさんの方々にミレザワークスのストラップをご購入頂いており、

その都度、ものづくりとしてのカメラとの係わり方もあるんだなと思っています。

何より自分の制作したストラップを、みなさんが大切にするカメラに取り付けて下さっているわけですから、かなり身の引き締まる思いです。

本当に感謝とともに、もっと精進せねばと今回も痛感しております。


本作での配慮した点など、ここでは割愛しますが、

今後の新作にもノウハウをたくさん活かせると思いますので

乞うご期待というところで、今日はここまで。


それでは!