関数従属性
正規化を理解する上で非常に重要。
2つの属性AとBがある場合にAが決まればBもひとつ決まる場合にBはAに関数従属しているという。
ひとつ決まるというのがポイント。
この場合Aを決定項、Bを被決定項という。
A→Bと書く。
なお、以下は推論則といい関数従属性で常に成り立つ。
反射律(BがAの部分集合である場合当然A→B)、
増加律(A→Bが成立している場合A,Bに別の属性Cをおのおの持つ場合、{A,C}→{B,C}が成立)
推移律(A→B、B→Cの関数従属性成立時、A→Cが成立)
完全関数従属と部分関数従属
完全関数従属
パターン1
{A1,A2}→BでありかつA1→B、A2→Bが成立しない場合。
いわゆる複合キーでユニーク状態。
パターン2
A→B
これは1つしか属性がないから当然。
部分関数従属
{A1,A2}→BでありかつA1→B、A2→Bが一方でも成立する場合。