このブログでは

100年前のスピリチュアル本

"The Game of Life and How to Play It" 

「ゲームの法則」

作 フローレンス・スコーヴェル・シン 

 

をゆるっと翻訳したものを

私自身の実体験を踏まえた感想とともに

お伝えしています。

 

今日は、

以前にも書かれていた

「夜明け前が一番暗い」

と言う現象についてもう少し詳しく述べられています。

 

大きな挑戦をしているときに

すごく順調に進んでいると思っていたら

急に何もかもがうまく行かなくなるときがあります。

 

私も、それは何度も繰り返してきました。

 

でも、何故そんなことが起こるのかが分かっていれば

その状況を早く抜けられると思います。

 

それでは早速見ていきましょう。

 

  なぜ成功の手前で悪いことが起きるのか

 

ある時、私の生徒の一人が

「夜明け前の闇」について

説明を求めてきました。

 

 

 

前の章で

大きな夢が実現する前

全てがうまく行かなくなったように見え」、

 深い絶望の雲で意識が覆われてしまう事がよくある」 

 

と述べました。

 

 

これは

「潜在意識の底に長年積もった疑いや不安が浮かび上がってくる」

 

ということで

 

 

このような潜在意識の古い残骸は

取り除かれるために表面化してくるのです。

 

 

 

その時こそ、人はヨシャバテ王※のようにシンバルを打ち鳴らし、

未来に救われたところをイメージして、

救われたことに感謝すべきなのです。

 

 

ヨシャパテ王についてのエピソードは

旧約聖書「歴代誌 第二 20章」に書かれています。

 

ヨシャパテ王は、

ユダ王国が敵軍に包囲され、絶望的な状況に置かれたとき、

戦略を立てて戦おうとするのではなく、

まず神に感謝し、賛美を捧げることを選びました。

 

彼は、戦士ではなく、

シンバルやラッパなどの楽器を持った人々を

先頭に立たせて行進し、

神を称える歌を歌いました。

 

すると敵軍は混乱してしまい、

その結果、ユダ王国は戦わずして勝利を収めたのです。

 

 

このお話のように、

たとえ敵(不足や病気の状況)に囲まれているように見えても

救われたものとして感謝をすることが大切なのです。

 

 

 

さて、前述の生徒は更に尋ねました。

「どれくらい長く、闇の中にいなければならないのですか?」

 

私は答えました。

「暗闇の中でも見えるようになるまでです」

そして

「重荷を委ねれば、人は闇の中でも見ることが出来るようになりますよ」

と続けました。

 

 

  今日の感想

 

このブログを書いている途中で

ある友達から相談の電話がかかってきました。

 

 

この方とは、ちょっとしたご縁で出会い

実際には2度しか合ったことがないのですが

何故かいつも私を頼って電話をしてきてくれます。

 

 

彼女は今まさに

夜明け前のデトックス期間にいるのだろうな

と感じます。

 

 

これまで

幼少期から重ねてきた数々のトラウマがあったものの

 

 

若い頃は自己啓発や精神的な学びを実践することで

自分を前向きに奮い立たせる術を身につけてきました。

 

 

ところが彼女は今

大きな試練に見舞われています。

 

 

親の介護そして別れ

好きな仕事ができなくなる

相続に伴う大きな借金などにより

すっかり自信をなくしてしまい

 

 

どうすれば幸せになれるのか

分からなくなってしまっているのです。

 

 

私は彼女の中に、

何か純粋でキラリと光るものが

眠っているのを感じています。

 

 

だからこそ、よく知らない彼女の

力になってあげたいと思っているのです。

 

 

でも今の彼女は

潜在意識に積もってしまった重荷が大きすぎて

自分の力だけではどうにもできなくなっています。

 

 

そして、私が方法をお伝えしても

うまく行くことを信じ切ることが出来ません。

 

 

だから、きっと今私のやるべきことは

彼女に代わって

彼女の成功を信じてあげること

彼女に代わって重荷を内なる神に

委ねるようにお願いすることなのだと思います。

 

 

そしてまた、彼女は私のミラーでもあります。

私は、自分の問題は

法則の実践で解決出来るようになってきましたが

 

せっかく相談し続けてくれている彼女を

楽にしてあげることが出来ず

また自分に対して無力感を感じています。

 

 

 

つまり、これは私の

「夜明け前の暗闇」でもあるのです。

 

 

このブログを書いていると

学ぶだけでなく、実践が必要だよ

と言われるような出来事が起こります。

 

 

この状況をプラスと捉えて

既に成功したものとして感謝を述べていきます。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。