今日も100年前のスピリチュアル本からヒントを得ながら
人生ゲームを制する必勝法を探っていきましょう。
今日は「ゲームに勝つためには想像力が大事」と言うお話しです。
なんだ、そんなことは当たり前じゃないか、と思いますよね。
この本から100年経った今では、学校の先生でさえ
「成功のイメージを思い描きなさい」と当たり前に口にします。
今をときめく大谷選手はもちろん、
本田圭佑選手も、イチロー選手も、羽生弓弦選手も
自分の成功のイメージを思い描くことに長けていることは
もはや多くの人が知る事実です。
でも、問題はそれを知っていながらなかなかそのイメージ通りにならないこと。
それどころか良いイメージをするつもりで
逆に悪いイメージをしてしまう場合さえあります。
The Game of Life and How to Play It
の中にもこれと同じようなネガティブな引き寄せの話がありましたので引用します。
引用部分が必要ない方は、飛ばして読んでくださいね。
心配の波動で病気を引き寄せた男性の話
“Keep thy heart (or imagination) with all diligence, for out of it are the issues of life.” (Prov. 4:23.)
「何よりもあなたの心(または想像力)を守りなさい。そこから人生のすべてが流れ出るのだから。」(箴言 4:23)
This means that what man images, sooner or later externalizes in his affairs.
これは、人が思い描いたものが、 遅かれ早かれその人の現実として現われるということです。
I know of a man who feared a certain disease.
私の知人の男性は、とある病気を怖がっていました
It was a very rare disease and difficult to get,
その病気はとても珍しくて、かかりづらい病気なのに
but he pictured it continually and read about it
彼はその病気のことを常に思い描いて、調べ続け
until it manifested in his body, and he died,
ついには自分の身体にその症状が現れて死んでしまいました。
the victim of distorted imagination.
つまり歪んだ想像の犠牲となったのです。
So we see, to play successfully the game of life, we must train the imaging faculty.
だから、人生のゲームを成功させるためには、 想像力を鍛えなければなりません。
A person with an imaging faculty trained to image only good,
良いことだけを思い描くように想像力を鍛えた人は、
brings into his life “every righteous desire of his heart”
人生に「心の中のあらゆる正しい願い」をもたらします。
—health, wealth, love, friends, perfect self-expression, his highest ideals.
すなわち 健康、富、愛、友情、完璧な自己表現、そして最高の理想などです。
The imagination has been called, “The Scissors of The Mind,”
想像力は「心のハサミ」と呼ばれています。
and it is ever cutting, cutting, day by day, pictures man sees there, それは日々、人がそこで見たイメージを切り取り続け、
and sooner or later he meets his own creations in his outer world. 遅かれ早かれ、自分が創り出したものと現実の世界で出会うのです。
悪いイメージを払拭する、私なりの秘策
良いことだけを思い描く・・・簡単そうに聞こえますが
悲しいかな、私たちはネガティブなイメージを持つことの方が得意な生き物です。
成功したい!と思ったときに
つい過去の失敗の記憶が蘇ったり
良からぬ想像をしてしまうものです。
そんなちょっとした負のイメージが
毎日「心のハサミ」で切り取られ、蓄積されて
ついに現実に結びつくなんて・・・恐ろしい
。
そこで、私が経験から思いついた
ネガティブ脱却のための秘策をお教えしちゃいます。
その方法とは
何をしたら自分の成功を信じられるか?
を「自分で」考え、その方法を実践してみることです。
私は子ども達の教室をしているのですが
テスト前になると、みんなに取りたい点数を決めてもらいます。
そうすると毎回
「私は必ず1問か2問、どうでもいいミスをしてしまうので
今度こそは100点を取りたいです」
という子が2,3人います。
この時点で、すでに
1、2問は間違えるという負のイメージが
しっかりと根強く蓄積されているのが分かります。
そうしてその呪いの言葉通り、
この子達は、98点、96点という点数を取ってきます。
間違いはケアレスミスばかりなので、毎回地団駄を踏んでいますが
どうしてもこの呪縛から抜け出せないのです。
私もあれこれアドバイスをしてみましたが、
どれもうまく行きませんでした。
そこで私はある日、一人の子に
「どうすれば100点を取れると思う?」
と聞いてみました。すると
「見直しをする」
という当たり前の答えが返ってきました。そこで、
「毎回、見直しはしていたよね。今回の見直しは今までと違うの?」
と聞くと
「今までは、全部出来ているものとして見直しをしていたので
間違いが見つけられなかった。
見落としている間違いがあるかもしれない、と考えて
終了の合図があるまで何度も見直しをする」
と言いました。
実は、これは私が前にも提案した方法ではあるのですが
これを彼女の口から言わせたことがポイント。
今まで、私に言われたけれど、実践できていなかった。
でも今回絶対100点を取りたいので、試してみようと「自分で」思ったのです。
するとその子は、次の試験でテスト終了直前、3回目の見直しをしていたときに
記号で答えなければならない部分に、単語で答えると言うミスをしていることに気がつきました。
その結果、無事に初めての100点を取ることが出来たのです
。
不思議なもので、1度このような成功体験をすると
次からは何度も見直しをしなくても当たり前に
100点が取れるようになっていきました。
この1回のテストで
「私はいつも1,2問ミスしてしまう」
と言うネガティブなイメージが崩れたからです。
この子の場合は「見直しをする」ことで
自分の成功を信じることができましたが
ものすごく頭のいい友達や、信頼している先生に
「これやったら絶対100点取れるよ」
と言われたことをそのまま実践することでもいいし
「できた、できた」と唱えることでもいい
なんでもいいから
「これをやれば100点が取れるかも」
と自分が信じられたことを試してみる
それがうまくいかなければ、
また別の方法を試してみればよいのです。
繰り返すことでいつか偶然成功すれば
それが成功体験となり、
プラスのイメージを持ちやすくなるでしょう。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
