モヤモヤした。

 

夫とは理想的な関係だとずっと思っていたけれど

価値観の違いが浮き彫りになる出来事が起きました。

 

 

私は最近EM菌を使い始めたのですが

 

それを見て夫が

 

夫「え?EM菌?

  やめた方がいいよ。やばいから。」

 

と言い出しました。

 

あ~、またこれか・・・と思いつつ。

 

 

私 「何がやばいの?ちょっと不満

 

夫 「知らないの?

   ネット検索してみたら分かるよ。

   そういうのちゃんと調べた方がいいよ。」

 

私 「知らないよ。

   で、何がやばいって書いてあるの?知らんぷり

 

夫 「あ・・・まあ・・・いいけど・・・」

 

私も夫も平和主義者で

普段ほとんど言い争いになることはありません。

 

それは、こんな風に争いに発展しそうになると

どちらからともなく議論を避けるからです。

 

 

いつもならばここで終わるけれど

今日の私は、止められませんでした。

 

 

私 「大体何が書いてあるかなんて分かるよ。

  こういう、安くて、環境にも身体にもいい製品は

  いつだって叩かれるんだから。

 

  科学的根拠が無い

  宗教だ、オカルトだ

  使っている奴らは妄信的なバカだ

  陰謀論者だ 

 

  って。そんな感じでしょ?

 

  それって、この製品が出てきたら都合の悪い人達が

  もっともらしい知識で煙に巻いて

  自分たちの利益を守りたいだけじゃないの?

 

  実際に使ってみたら分かるよ。

  一度でいいから使ってみてよ。

 

  EMを使って掃除をしたら手が荒れないし

  汚れも、匂いも落ちて

  植物も、金魚も元気になるんだよ。

  

  しかもこの製品は何十年も前から使われていて

  健康被害も、環境への害も報告されていない。

  それどころか逆に良い影響が出ている。

 

  それがこの製品の真実じゃないの?

  それを越える科学的根拠って何なのよ?」

 

と鼻息荒くくまくし立てる私。

 

 

すると、

夫 「あ、う・・・ん。大体そんなことが書いてあったかな」

 

と言ってそそくさといなくなりました。

 

 

最近、私があまりにもスピリチュアルとか

精神的な事とか、エコ生活などに傾倒していたり

友達も、そういう感じの人が増えているのを見て

夫は危機感を持っているのかもしれません。

 

 

そして、夫が変わったのか、

私が変わりすぎたのかは分かりませんが

最近、こういうちょっとした意識の違いが

無視できなくなってきているのを感じます。

 

 

私がどんどん自分の感覚を大切にしているのに対し

 

夫はどんどん外に意識が向いている気がするのです。

 

私が、「このドラマ面白いよ」

と言っても、夫は世間の反応が出るまで見ようとしません。

 

そうして、そのドラマが賞を取って初めて

「見てみようかな」

と言い始めるのです。

 

先日も、新しく出た映画を見に行った後

「うーん、イマイチだったかな」

と言う私に

 

「レビューを最初に確認しなかったの?

 あんまりいい評判じゃなかったよ。

 そんなのを見るのはお金の無駄じゃない?」

 

と当たり前に言います。

 

確かに、予め評判を調べて

みんなが面白いという作品を見るのは

効率が良いように思えますが

 

何かが違う・・・

 

映画だけではありません。

今は、商品もお店もレビューが重視されていて

 

予め、そのお店、商品、作品を

「大多数の人がどう思っているか」

ということを参考にしたうえで

自分がどう評価するかを決めることが出来ます。

 

 

でも、そんなことばかりしていたら

自分で味わい、自分で感じると言う能力が

どんどん削がれて

 

声の大きい人、賢い人に都合良く

誘導され易くなると思うのです。

 

 

 

ここでふと・・・

 

いや、待って。

これが夫に現われていると言うことは

結局は自分の中にそういう思考があるということを

見せられているのかもしれません。

 

 

つまり、私の中に、

「とりあえずみんなにあわせて

 無難に生きて行ったら安心だよね。」

という自分の人生を人任せにしてしまう思考があるということ。

 

今まではそんな生き方に疑問すら持たず

普通が一番だよね~と思っていたけれど

 

私は今、試されているのかもしれません。

 

人に合わせてソツなく生きるのか

自分で決断し、自分の人生を生きるのか

 

 

もう中途半端は許されない。

本当に転機に来ているのだな~と実感します。