ひよっこピアノレスナーYUIですヒヨコ


始めて数ヶ月の大人ピアノの生徒さん。

ショパンを弾いてみたいのだけど

何がおすすめ?と聞かれたので

ちょっとまとめてみたいと思いましたチューリップ



 華やかさMAX!踊りたい!ワルツ


ショパンのワルツは、

ただの「くるくる回るダンスの曲」ではなく

とても華やかで

ステージで映えること間違いなしおねがい


「ワルツ第1番」「第2番」…って順番、

実はショパンが作曲・出版した順番ではなく

 現代の楽譜の全集で使われている、

慣例的な並び方なのです。


愛称も後世の人がつけたのですが

「猫のワルツ」「小犬のワルツ」

「告別のワルツ」

なんかは本当に大人気ブルー音符

これらの曲は、聴いている人も弾いている人も、

気分がグッと盛り上がる鉄板曲です



通し番号作品番号調性慣用的な愛称
第1番Op. 18変ホ長調華麗なる大円舞曲
第2番Op. 34-1変イ長調3つの華麗なる
円舞曲 第1番
第3番Op. 34-2イ短調3つの華麗なる
円舞曲 第2番
第4番Op. 34-3ヘ長調3つの華麗なる
円舞曲  第3番
(猫のワルツ)
第5番Op. 42変イ長調華麗なる円舞曲
(大円舞曲)
第6番Op. 64-1変ニ長調小犬のワルツ
(子犬のワルツ)
第7番Op. 64-2嬰ハ短調
第8番Op. 64-3変イ長調
第9番Op. 69-1変イ長調告別のワルツ
第10番Op. 69-2ロ短調
第11番Op. 70-1変イ長調
第12番Op. 70-2ヘ短調
第13番Op. 70-3ニ長調
第14番遺作(1834)ホ短調
第15番遺作(1829)ホ長調
第16番遺作(1830)変イ長調
第17番遺作(1846)イ短調
第18番遺作(1847)変ホ長調
第19番遺作(1829)変イ長調



 マズルカ


ショパンの心の故郷ポーランドの民族舞曲。

これはもう、ただのダンスじゃなくて、

ショパンの心の内側を覗いているみたいで

奥が深いですおねがい


マズルカのキモは、独特のリズムの揺れ。

ショパンはこの民族舞曲のリズムの中に、

美しい詩的な感情や

ちょっと寂しい気持ちなんかをギュッと込めて

芸術作品にしちゃいました。


難易度的には「難易度中〜上級」が多いですが、

単に指が回ればOKじゃなくて、

ポーランドの「魂」を表現できるか、

という繊細な表現力が試される、

かっこいい作品群。


Op. 17-4(イ短調)の物憂げな感じとか、

力強いOp. 33-4なんかは

ぜひチャレンジしてみてほしいな雷


通し番号作品番号調性備考・愛称など
第1番Op. 6-1変ホ短調初期作品。
民族色が濃い
第2番Op. 6-2ハ短調
第3番Op. 6-3変ロ長調
第4番Op. 6-4変ロ短調
第5番Op. 7-1変ロ長調
第6番Op. 7-2イ短調
第7番Op. 7-3ホ長調
第8番Op. 7-4変イ長調
第9番Op. 7-5ハ長調
第10番Op. 17-1変ロ長調
第11番Op. 17-2ホ短調
第12番Op. 17-3変イ長調
第13番Op. 17-4イ短調名曲。
しっとりとした
抒情的作品
第14番Op. 24-1ト短調
第15番Op. 24-2ハ長調
第16番Op. 24-3変イ長調
第17番Op. 24-4変ロ短調
第18番Op. 30-1ハ短調
第19番Op. 30-2ロ短調
第20番Op. 30-3ニ長調
第21番Op. 30-4ハ短調
第22番Op. 33-1ト長調
第23番Op. 33-2ニ長調
第24番Op. 33-3ハ長調
第25番Op. 33-4ロ短調
第26番Op. 41-1ハ長調
第27番Op. 41-2ヘ短調
第28番Op. 41-3変イ長調
第29番Op. 41-4嬰ハ短調
第30番Op. 50-1ト長調
第31番Op. 50-2変イ長調
第32番Op. 50-3嬰ハ短調
第33番Op. 56-1ロ長調
第34番Op. 56-2ハ長調
第35番Op. 56-3ハ短調
第36番Op. 59-1イ短調
第37番Op. 59-2変イ長調
第38番Op. 59-3嬰ヘ短調
第39番Op. 63-1ロ長調
第40番Op. 63-2ヘ短調
第41番Op. 63-3嬰ハ短調
第42番Op. 67-1ト長調
第43番Op. 67-2ト短調
第44番Op. 67-3ハ長調
第45番Op. 67-4イ短調
第46番Op. 68-1ハ長調
第47番Op. 68-2イ短調
第48番Op. 68-3ヘ長調
第49番Op. 68-4ヘ短調最晩年の作品。
しみじみとした
名曲
第50〜57番遺作
Mazurkas
(Various)
さまざま初期草稿や
未出版作品など



 ノクターン


ショパンのノクターンは、

「夜の音楽」という名の通り、

静かで美しい旋律が特徴的な作品です。

通常、第1番から第21番までが現行の

「全ノクターン」として扱われています。


中でも

美しい旋律を持つ第2番 変ホ長調 Op. 9-2、

情熱的で深みのある、第8番 変ニ長調 Op. 27-2、

構成の雄大さが際立つ第13番 ハ短調 Op. 48-1、

映画などで使われる第20番 嬰ハ短調(遺作)

などが有名ですね


イタリアの作曲家ベッリーニなどの

ベルカント・オペラの影響を強く受けており、

旋律がまるで人間の声のように美しく、

歌うように書かれているのが最大の魅力ですラブ



通し番号 作品番号 調性 慣用的な愛称・備考
第1番Op. 9-1変ロ短調
第2番Op. 9-2変ホ長調最も有名な
ノクターン
第3番Op. 9-3ロ長調
第4番Op. 15-1ヘ長調
第5番Op. 15-2ヘ短調
第6番Op. 15-3ト短調
第7番Op. 27-1ハ短調
第8番Op. 27-2変ニ長調
第9番Op. 32-1変ロ長調
第10番Op. 32-2変イ長調
第11番Op. 37-1ト短調
第12番Op. 37-2ト長調
第13番Op. 48-1ハ短調重厚で荘厳、
演奏会用に人気
第14番Op. 48-2嬰ヘ短調
第15番Op. 55-1ヘ短調
第16番Op. 55-2変ホ長調
第17番Op. 62-1ロ長調
第18番Op. 62-2ホ長調
第19番Op. 72-1ホ短調遺作。
ショパン20歳頃の作品
第20番遺作(1830)嬰ハ短調「レント・コン・
グラン・エスプレッシオーネ」/
有名な遺作ノクターン
第21番遺作(1827)ハ短調最初期のノクターン
(若書き)
第22番*遺作(疑作)変ホ長調真作とされないこともある



 わたしのおすすめ曲


わたしが生徒さんにファーストショパンとして

おすすめするとしたらガーベラ


ワルツ→第19番

マズルカ→Op.7-1

ノクターン→第20番(遺作)


かなぁOK


どうやってショパンの世界に入ろうかなぁと

悩んでいる方がいたら

ショパンの作品は、どのジャンルも個性的で

豊かな感情に満ちています。

ぜひお気に入りの一曲を見つけてみてください花