ひな祭りを始め、
年中行事にはそれぞれ
意味があったのですが、
今そのほとんどが形式化し
単なる行楽的なイベントと
化していますね🙄
親から子へ
子から孫へと
受け継がれて来た伝統は、
次の世代に精神的な指標を
与えるものでしたが、
そうした伝統が失われてしまった現代は
指標と成るものが何も無い状況です😐
昔は女性が結婚して
夫の家に嫁ぐと、
嫁は夫の家のしきたりに
従わなければなりませんでした。
現代の花嫁は割と自由に
自分のやり方で家事をすることが
出来るようになりましたが、
その反面ひとりで子育てすることに
疲れてしまう女性が増えています。
昔は子育ての先輩である姑から
子育ての仕方を教わる事が出来ましたが、
今は子育ての仕方を自分で調べて
自分で考えなければならず、
何をすればいいのかわからないという
母親が増えているのは確かです。
新米ママは自由になった反面
姑から子育てを学べないという問題が
ここ数年で深刻で切実な問題に
なっています。
伝統が失われた弊害は
様々な所で確実に出始めています😐
新型コロナウィルスの影響下で
新しい生活様式に戸惑う人も
多く見受けられますが、
実は人類と疫病の戦いは
昔から続いています。
庚申塔(こうしんとう)と呼ばれるものです。
現在でも道端に建てられた
庚申塔が多く残っていますが、
これは中国の民間信仰で
六十日に一度
庚申(かのえ さる)の日に
三尸という虫が寝ている間に
体の中から抜け出して、
天帝に悪行を告げ口して
寿命を縮められてしまうと
いう伝承から、
庚申の日は徹夜で宴会をして
三尸が体から抜け出さない
ようにしたことから、
健康長寿を願う
庚申講という風習が生まれました。
この庚申講を三年間十八回した時に
庚申塔を建てるのですが、
これが道教の旅人の守り神である
道祖神や、
日本神話の天孫降臨の際に
ニニギノミコトの道案内を
したとされる猿田彦大神と
同一視される様になり、
分かれ道や村の境界に
庚申塔が建てられる様になります。
昔の人は
旅人と共に疫病がやって来ることを
知っていたんです。
なので旅人の守り神である
道祖神や猿田彦の神は
疫病から村を守ってくれる
神様でもあり、
無病長寿を祈願した庚申塔は
次第に道祖神や猿田彦の神と
同一視される様になりました。
今でも道端に遺されている庚申塔は
疫病が村に入って来ない様にと
昔の人が願いを込めた石碑なのです。
新型コロナというと
全く未知のウィルスの様に感じますが、
人類とウィルスの戦いは
昔から続いているんです。
新種のウィルスなので
今までの常識が通用しない部分も
多くありますが、
他のウィルスと共通する部分も
多くあります。
過去のウィルスを調べることで
新型コロナの対策も
おぼろげながら見えて来ます。
古きを訪ね新しきを知るのは
新型コロナにもいえることです。
(^_^)
いつになく真面目🙄
というか
いつも長いリブログですね😑
最後に新型コロナウィルスの
鎮静化を祈願して、
庚申塔を幾つも建てた庚申塚の写真を
アップします。
こちらは別の場所に在ったものを
公園に移したものだそうです。
庚申の書体が違います。
長い年月をかけて
何世代もの人が建てた事が窺えます。
倒れた庚申塔もあり
歴史を感じます。
昔の人も疫病に苦しみ
こうした庚申塚が築かれたのでしょうね。














