花恋さんのリブログばかりで
自分のブログ書くのは
めっさ久しぶり。
書きたいのは山々なんですが
そこまで手が回らない。
(・_・;)
そんな状況を打破すべく
一念発起して書くブログは、
土日に開催された
ココファーム・ワイナリー収穫祭に
参加した話。
今年は事前に
まったく情報収集をしていない
状態で行きましたが、
台風19号により土砂崩れが
起きたようです。
葡萄畑の一部と他数ヶ所が崩れたようで
山頂の見晴台への道は通行止めになっていました。
今年は収穫祭の開催も
危ぶまれていたそうです。
(・_・;)
写真中央が土砂崩れを起こし
木板で補修された部分。
畑全体からすれば一部分ですが、
良質のワインが作れるのは
50年以上の古木といわれています。
苗を植えても直ぐには
ワインに使える実はならないので
簡単には済まないことです。
駐車場の北側も土砂崩れ。
例年はここのステージで
フラメンコを踊っているのですが、
今年はステージが崩壊してしまったので
下で踊っていました。
ココファーム・ワイナリーを
知らない方のために
さらっと説明すると。
2000年に開催された沖縄サミットで、
各国首脳をもてなす晩餐会に
ココファームのスパークリングワインが
選ばれたことで一躍脚光を浴びました。
しかし規模は非常に小さく、
元は知的障害者の支援学校でした。
当時校長を務めていた川田昇氏が
私財を投げうって買った山を
開墾して作ったこころみ学園が
母体となっています。
知的障害があっても
体を使う作業はできると
農作業を通じての教育を目的にして
葡萄畑が作られましたが、
卒業後の園生の
就職先が無いことに苦慮し、
だったら自分たちで
障害者が働ける職場を作ろうと始めたのが
ココファーム・ワイナリーです。
なので葡萄栽培と
ワインの醸造を行っているのは
こころみ学園の園生のみなさんです。
本当に小規模なワイナリーですが、
大手ではとても真似できないような
手間隙かかることをやっている、
とても実直なワイナリーです。
別角度からの写真

ココファームのスタッフからの
受け売り情報ですが、
傾斜はスキーのジャンプ台よりも急
とのことです。
この急斜面で枝打ちや収穫などを
すべて手作業でするのですから
大手では真似できないというのは
たぶん本当でしょうね。
ワイン醸造もやはり
手間隙かけているようです。
収穫祭は入場の際に
ハーベストキットを購入すると、
そのワイングラスで一杯から
ワインを購入できるシステム。
そして収穫祭の名物となっているのが
『できたてワイン』
文字通りに
できたてのワインで、
濾過していなので放っておくと
味どんどん変わってしまうため
収穫祭でしか飲めません。
味は少しピリピリする感じで
一般的なワインとはかなり違います。
赤のできたてワインもあります。
巨体ピッチャーで量り売りするのは
収穫祭ならではの光景。
あと料理も美味しいです😃
個人的に外せない定番は
骨付きソーセージ。
炭火焼きで
パリッと香ばしく焼き上げたソーセージを
秋晴れの空の下で
ワインと共に食べるのは格別。
もちろん骨は
固くて食べられませんが、
必然的にかぶり付いて食べるので
骨付きの方のほうが断然美味しいのです。
チーズも高いよね☺️
っていうか、
生ハム、ソーセージ、ラクレットチーズ。
ふたりごはんのメニューが
揃っているのは何故?
今回のベストヒット料理
足利マール牛ブロシュット。
ワインを作る時に出る
葡萄の搾りかす。
この搾りかすを飼料にして育てた牛が
足利マール牛というブランド牛で、
赤身でやわらかく
さらっとした甘味のある脂もあり
絶品でした。
ワインの方は先程の話にも出た、
沖縄サミットの晩餐会に使われた
スパークリングワイン
『のぼ』デミセック。
ブリュット(辛口)とセック(甘口)
がありますが、
今回グラスで提供されていたのは
デミセック(やや甘口)でした。
シャンパンと同じ瓶内二次発酵方式で、
大変手間隙かかるものです。
何故かというと、
ワインは濾過しないと
できたてワインのように
濁ってるんですよ。
でもシャンパンは濁ってませんよね、
瓶詰めしてから二次発酵させているのに
どうやって濾過していると思います?
それはルミアージュという方法で
濾過ではなく沈殿させて除去しています。
瓶口を斜め下に向けて、
沈殿物が飛び散らないように
毎日少しずつ回転させて
向きを変えながら、
瓶口に酵母の死骸や澱を集めて
口の部分だけ冷凍する。
そして瓶内に溜まった
炭酸のガスの圧力を利用して
沈殿物の溜まった氷を吹き飛ばすという
非常にめんどくさ~い作業を
しているんです。
なので、
『のぼデミセック』
1グラス1400円。
(^_^;)
まあ大友花恋さんも
アルコールデビューに
シャンパン飲んでいたので、
花恋さんの二十歳の誕生日を祝して
乾杯してきました。
(^_^)
ココファームは本当に
小さなワイナリーなのですが、
収穫祭には何万人も集まるんですよね。
なのでキャパシティに限りがあるので
収穫祭のチケットも
4000円と高めの設定になっています。
提供されるワインや料理も
高級なものが多いので、
貧乏人にはちょっと
厳しくなってきたのは否めません。
しかしね、
心理学者のカール・グスタフ・ユングが
アフリカに訪問した時に、
現地の人達が神と崇めている
キリマンジャロから見た日の出の感想を
こう述べています。
『太陽が神ではなく、夜明けが神なのだ』
私にとって
ココファームの収穫祭は夜明けです。
単にお酒を飲む為に行くのではありません、
収穫祭は私にとって
一年の終わりであり始まりなのです。
その一年の自然のサイクルの中で、
正に夜明けと呼べるのが
私の場合ココファームの収穫祭なのです。
だから来年も行きますよ、
入場料はお賽銭のようなものです。
多少高くてもね、
私は誠実な物作りをしている人を
応援しています。
(^_^)









