ブラジル料理 パルミジャーナを食べる | グラールの探求

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久々にブラジル料理のブログを。

地元群馬県大泉町は
ブラジルの方々が多く住む町で
日本のブラジルタウンとも呼ばれる町です。
なのでブラジル料理を提供する
レストランも多くあり、
日本に居ながらにして
本場のブラジル料理が楽しめるのが
大泉町の面白さです。

しかし食材はどうしても
日本で手に入るものになるので
ブラジル本土の料理と
まったく同じとはいかないと思われますが、
料理人はブラジルの方々なので
準本場の味といえるでしょう。



今回も訪れたのは
(といってもかなり前なのですが)
大泉町でも老舗の
レストラン ブラジル。

注文したのは
ビッフェ ア パルメジャーナ(イタリアン牛カツ)
ライスセット(ライス、豆煮、サラダバー)
ファロッファ(マンジョッカ芋の粉)
プロベンサル(酸味のあるフライドポテト)
スーコ デ カシュー(カシューのジュース)

メインデッシュは
ビッフェ ア パルメジャーナ。
以前紹介したミラノ風カツレツ
ミラネーザを
トマトソースとチーズで閉じたもの。
元々はイタリア料理なのですが
イタリア移民の多いブラジルでは
とてもポピュラーな料理とのことです。

ミラネーザは
ミラノ風という意味で
日本てはミラノ風カツレツと
呼ばれているものですが、
パルメジャーナの語源は
諸説あるようです。
有力なのは『鎧戸』という意味で
シチリア地方の代表料理に
なすのパルメジャーナというものがあります。
これは薄切りにしたなすを
何層にも重ねるので
鎧戸に似ているという説です。
他の説としては
パルマ地方発祥の料理だからという説もあり
同地方には
パルメジャーノ レッジャーノという
代表的なチーズもあります。
イタリアでも
パルメジャーナは
シチリアとパルマ双方が
それぞれ発祥の地と主張しているそうです。


牛肉に衣をつけて揚げたカツに
トマトソースとチーズをかけて
オーブンで焼いた
とてもイタリアな料理です。

味はトマトとチーズの
本当にイタリアな味で、
食間はトンカツに対するカツ丼のような
衣がしっとりとした
柔らかな味わいです。

これは個人的に
かなり高評価ですね。
トマトとチーズのマルゲリータピザとか
あの手のイタリアが好きな人や
チーズ イン ハンバーグとかが好きな人には
かなりおすすめできます。
(^_^)

ただ、
牛カツ自体が
食べごたえのある料理なので
かなりボリュームがあります。
カロリーも高そうな感じですね。



ライスとカリオカ豆を煮たフェイジョンと
マンジョッカ芋を粉にしたファロッファ。
ご飯にかけて食べます。
ファロッファは煮崩れて
お汁粉状になっていますが
塩味です。
ファロッファは
ブラジル料理には欠かせないものですが
日本人には味が無いように感じられます。
しかし食べ慣れると
これがないと何か物足りない感じですね。
自分の舌も
かなりブラジル化してきたようです😜



サラダバーは取り放題なので
好みに盛り付けてみました。
ドレッシングも三種類ありますが
シンプルに塩と胡椒だけかけました。
個人的に
ダイス切りになっている
二種類のチーズは外せないですね。



プロベンサル
このお店には
フライドポテトが
二種類あり、
こちらのプロベンサルは
ほんのりと酸味の利いた味付けです。
他にもキヤッサバ芋のフライもありますが
こちらはねっとりとした食感。
この辺は好みですが
酸味のあるフライドポテトは
日本では珍しいので
プロベンサルはちょつとお気に入り。



カシューのジュース

カシューというのは
カシューナッツのカシューですが
皆さんカシューナッツの実って
見たことありますか?

こんな実なんです。





上の部分が
カシューアップルと呼ばれる実で
下にあるヘタのような物の中に
カシューナッツが入っています。

奇想天外な形の実ですが
植物学的には実ではなく
偽果と呼ばれるものだそうです。
柔らかいので輸送する時に痛みやすく
日本に輸入されるのは
ナッツの部分だけなのだそうです。
日本ではまず見ることのできない
くだものですが
ブラジルではかなりポピュラーな
くだものだそうです。

味は桃やマンゴーのような、
酸味のない果物の味ですね。
クセがないので飲みやすい印象です。




ブラジル料理を食べると
毎回思うのですが、
世界にはいろいろな食べ物があるなあと
つくづく感じます。
長旅行から帰ってくると
地元の良さを再発見できるような、
全然違う食文化を体験することで
また和食の良さを再確認するということが
多々あります。

日々これ勉強ですね
ご馳走さまでした。
(^_^)