ブラジル料理 パンケッカ & ビッフェ ア ホレを食べる | グラールの探求

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日本のブラジルタウン
群馬県大泉町より、
ブラジル料理を紹介しているこのブログ。

新たなブラジル料理を調査すべく
先日の日曜日、
再び『レストラン ブラジル』へ
行ってきました。

こちらのお店、
日曜日でもランチメニューをやっているので
今回はランチメニューから
「パンケッカ」
「ビッフェ ア ホレ」
の2つを注文。
そして、
ライスに煮豆とサラダバーが付いた
「ライスセット」
飲み物は
「ゴイアバジュース」
をオーダーしました。


ブラジルはイタリアからの移民が多く、
イタリア料理も広く食べられているそうです。
今回注文したパンケッカも
イタリア人移民によって広められた料理と言われています。

パンケッカは、パンケーキと同じ意味なのですが、
ブラジルのパンケッカは
生地をクレープのように薄く伸ばし、
くるくると具材を巻いて
トマトソースをかけて食べます。
リオデジャネイロでは
お袋の味的な、朝食の定番なんだとか。

家によって具やソースのバリエーションは違うそうですが、
こちらの『レストラン ブラジル』では、
ひき肉を巻いてミートソースがかけてありました。


特筆すべきは、パン生地の柔らかさ
ふっくら、もちもちしています。
これは材料に、タピオカの原料にもなる
マンジョッカという芋の粉が使われているためで、
日本のパンケーキとは別物ですね。
ふわもち食感の生地に、
ひき肉とミートソースなので
スイーツではなく完全におかずメニュー。
けっこう食べごたえがあります。
少食の人なら、これとサラダバーだけで平気かも。

味の方は、
パン生地自体には味はないので、
イタリアンのミートソースの味
と考えてもらえばお分かり頂けると思います。
粉チーズをたっぷりかけて食べるととても美味しい。



そしてもう1品、
ビッフェ ア ホレ
にんじんの牛肉巻きトマトソース煮込みです。


日本のスーパーでは、
牛肉はステーキ用とかすき焼き用という風に売られていますが、
大泉町にあるブラジルのスーパーでは、
ウデ、バラ、ランプなど
部位ごとに売られているんです。
肉食のブラジルでは
柔らかい肉はステーキなどに使い、
固い肉は煮崩れしないので
煮込み料理に使うなど、
料理によって肉を使い分けています。

この ビッフェ ア ホレ は煮込み料理なので
固い繊維質の肉が使われていますが、
ナイフを押し付けるだけで
ホロホロと繊維が崩れるくらいまで煮込まれています。
ステーキを切るみたいにギコギコしなくても
本当に強く押さえるだけで切れてしまう。

バラやロースなどの柔らかい肉は
煮込むと固くなるけれど、
ウデ肉やモモ肉などの固い肉は
逆に煮込むと繊維が解れて柔らかくなる。
日本人には少し驚きですね。
ブラジルとの食文化の違いを強く感じます。

味付けは塩味が強め。
肉自体もしっかりとした味があり
トマトソースも塩気が強く濃厚です。
良く煮込まれているので
脂身の少ない肉ですが、
パサパサ感はなくホロホロと解れる。
トマトの酸味と相まって、
肉料理ながらしつこさを感じない。

そしてトマトソースも
肉から良いダシが出ているので
これだけでも1品料理になりそうなほど。
残すのはもったいないので
ご飯にかけて食べました。



飲み物はゴイアバのジュース
日本では『グァバ』と呼ばれるフルーツですが、
国内ではほとんど見かけないですね。
自分も初めてジュースを飲みました。
しかしブラジルではよく食べられている果物なのだそうです。
味は、説明が難しい。
ちょっと他に味の似た果物が見当たらないです。



毎回ブラジル料理を食べて思うのですが、
量が多いです。
なのに今回は2品もオーダーしてしまい、
ちょっと食べ過ぎました。

メニューで見ると少なそうなのですが
パンケッカも  、ビッフェ ア ホレ も
けっこうボリュームがあり、
ランチで行くなら1品で十分です。

でも、いろいろなメニューを試してみたくなってしまったんですよね。
次回は量に気をつけます。