妊娠16週目。

入院10週目。


妊娠16週に入り安定期と呼ばれる時期に入りましたが、

私のつわりは安定することはありませんでした。


つわりの症状は、

嘔吐1日20回ほど。吐血は夕方ころ嘔吐する時くらいから始まる。

口の中の気持ち悪さ。

四六時中のよだれ。

四六時中の吐き気。


この頃から出きるようになったこと。

歯磨き、毎朝起きてすぐの一回のみ。

お風呂、週に2~3回。

リクライニングベッドのリクライニングを起こさなくても、

自力で起き上がって病棟内を少し散歩できるように。

製氷系のアイスが食べれるように。

スマホを見てても吐き気がしなくなってくる。

イオンウォーターがピンポイントで飲めるようになった。

そして、点滴も1日3本から2本に減らして様子を見ることに。

吐き止めは1日マックスの3本。


スマホを長時間見ることが出きるようになって、一目散にしたことは、

つわりの症状がどうしたら落ち着くのか。

落ち着くための食事の工夫やツボ押し、

ストレッチなどの動画の検索。

ツボ押しやストレッチは、

気分が良いときや寝る前にやっていましたが、

特に効果があったようには思いませんでした。

食べ物も、りんごやイチゴの果物で糖分やビタミンを体内に採り入れた方が吐き気がおさまりやすくなるという情報から、

旦那さんに面会のときにいろんな果物を持ってきてもらいました。

だいたいの物は口に入れた瞬間嘔吐でしたが、

みかんとパインの缶詰めだけは、

食べた直後ではなく、1~2時間後に嘔吐していたので、

少しは体内に吸収されていた気がします。


朝ご飯は安定の食パンのみ完食。

昼御飯と晩御飯も、

少しずつ白米の量を増やして食べれるようにはなりました。


そして、ネット情報で試して一番助かった事。

《水吐き》


これは、嘔吐しそうなときに先に水を大量に飲むことで、

先に飲んだ水が吐き出すことをスムーズにしてくれるので、

喉が切れる事を防いでくれるし、

なによりも、吐き出す物がないのに吐けない辛さをかなり軽減してくれました。

なのでいつも手の届くところに500mlのペットボトルを2本準備して嘔吐しました。

この水吐きのお陰で、

喉からの吐血や舌が痛くなる事や、

鼻や喉に物が詰まる事もなくなり、

吐くことがなかり楽になりました。

そして水を大量に飲んで嘔吐しているからか、

体内から出ていく水分量も少なくなったみたいで、

嘔吐しても、強烈なだるさもかなり軽減されました。

この《水吐き》はには本当に助けられました。


その一方で、

他に同じ時期に出産する妊婦さんたちが集まる掲示板なども読んで要ると、

「お腹の毛がだんだん濃くなってきた、ショック。」

「胎動が感じられない、不安。」

「来週健診なのに、体重がもぅ2㎏以上増えてる!ヤバい怒られるー。」

「マクドナルドのアップルパイが止まらない!」

「安定期に入ったから旦那と最後の二人きりの旅行の計画たててる!どこかオススメありますか?」

「ベビーの性別分かった!ジェンダーリビール何でしようかなぁ?」


といった、かなり幸せそうな悩みや報告ばかりで、

つわりで苦しんでる投稿は全くといって良いほどみつけられず、

どんどん孤独を感じ、どんどん気持ちが沈みました。

私は何も食べれなくて、毎日何もしなくても一人で吐いて吐いて。

毎日同じ壁とカーテンに囲まれて、

テレビすらも見れない状態、

アップルパイという単語にも気持ち悪さがきて嘔吐する始末。

なんでこんなにも違うんだろう。

なんで私だけなんだろう。

という気持ちで毎晩消灯時間になって部屋が暗くなると、

悲しくて辛くて、自然と涙が溢れてきて、

泣きながら毎晩過ごしていました。