病院に舞い戻って、点滴開始。
赤ちゃんの無事は確認。
病棟の看護師さんたちも、お帰りなさい。と半ば苦笑い気味に迎えてくれました。
点滴を入れると身体の痺れや、ぼやけかけていた視界は少しずつはっきりしてきて、
睡魔に襲われてその日は就寝。
しかし、明朝5時に空腹で目覚めました。
気が狂いそうなほどの空腹に襲われましたが、
病院の朝食は7時30分以降。
とりあえずスマホゲームで時間を潰しながら朝食を待ちました。
食パン、ジャム、おひたし、フルーツの安定の食材たちですが、
空腹だったためか、幸せを感じるほどでした。
そのあとも、吐き気はあるものの嘔吐はせず、
お昼までベッドで横になっていると、
いきなり強烈な吐き気がきて嘔吐。
吐き袋を取るのが間に合わず、ベッドと衣服を汚してしまいました。
ベッドを整えてもらっている間、
シャワーだけさっと浴びたくてシャワー室に行くも嘔吐。
えずきながらシャワーを浴びて、そのあとはまたベッドでえずいているだけの時間が開始。
看護師さんに吐き止めを入れてもらうも、
あまり効果はみられず、
この日はお昼ご飯も夜ご飯も一口も食べることが出来ず、
20~30分に一回、何も出ないけどえずく状態が続きました。
大部屋だったので、消灯後も周りの患者さんたちにこのえずいてる声を聞かれるのが嫌になり、
病棟の一番端にある、あまり使われないトイレでえずき続けました。
心配した看護師さんがトイレまできてくれて背中をさすってくれましたが、
そんな事をしてくれたのは、その日が最初で最後でした。
さすがに疲れてきて、睡魔が襲ってきたので背中をさすってくれてた看護師さんと一緒に部屋に帰り就寝。
翌日も空腹で目が覚め、朝食は食パンだけを完食。
このころから、飲み物が全く飲めなくなりました。
お茶はもちろん、水もポカリスエットもダメ。
飲むのを想像しただけでも嘔吐しそうなくらいでした。
点滴を入れてるからか、喉の渇きを感じる事もなく、
飲んでないのにトイレには一時間に2~3回は行ってました。
先生にもこのことを伝えると、また脱水状態になるかもしれないから、出来るだけ自力で飲んでほしいことと、
尿量を毎回計ってほしいと言われ、
専用の尿カップで毎回計ることに。
病院内のコンビニでとりあえず飲めそうな物を探そうと思って向かいました。
しかしコンビニ到着後、店内の独特な油ものの匂いに胃を刺激され、いきなり強烈な吐き気がきました。
吐き袋を持っていなかったし、
そのコンビニは入院患者だけでなく一般の方も利用するコンビニなので、
まさかそこで嘔吐するわけにもいかず、
必死に堪えてトイレまでいきました。
そこからは病室にもどるも強烈な吐き気はおさまらず、吐き止めを入れてもらってもさほど効果はないまま、この日も夜ご飯を一口も食べれず、意識を失うように就寝。
この日から、明日が来るのがだんだん怖くて嫌になり、日が経つことを恐怖に感じるようになってきました。