妊娠がわかったのは、月経が遅れて一週間後。

市販の妊娠検査薬で陽性が出て、

その日にすぐにかかりつけだった産婦人科へ行き、妊娠確定となりました。

この時は妊娠5週目で赤ちゃんの心音の確認は取れず、また2週間後の健診となりました。

帰って旦那さんに報告して、嬉しくて嬉しくて二人で大はしゃぎました。


つわりの症状は全くなく、仕事もフルタイムで10:00~19:00まで普通にしていました。

2週間後、無事に赤ちゃんの心音の確認が取れたら、

直属の上司にだけは報告しようと思っていました。


しかし、健診からちょうど一週間を過ぎた頃

いきなり異変が。


食欲が全くわかない。

甘い物が気持ち悪い。

彩りのある物をみるだけで気持ち悪い。

梅干しやしょっぱい物が食べたい。

異様にゲップが出る。


この症状はわりと妊娠初期にはどの妊娠さんも出やすい症状です。


そしてこの症状を自覚した3日後、

仕事中にめまい、ふらつき、目があけていられない、立っていられない、指先の痺れ、

座っているのにコーヒーカップに乗ってめちゃくちゃ回されているような感覚になり、

寒気もしました。


お昼ご飯も一口も食べれず、500mlのポカリスエットだけ飲み干しました。

顔が真っ青だったらしく、異変に気付いた同僚に早退をすすめられ、この日は早退をすることに。

そして、仕事中に出た症状はおさまらないままなんとか最寄り駅までたどり着き、電車に乗りました。


乗って電車が動き出した瞬間とんでもないくらいの気持ち悪さに襲われ吐きそうになりまた。

でも車内で吐くわけにもいかず、

最悪の事態を考えてエコバッグに吐こうと思い、カバンから取り出したくても、手先や上半身が痺れてきていていうことを聞いてくれず、

ただただつり革を持って次の駅に着くのを待つしかありませんでした。


無になって必死に吐き気に耐え、

次の駅で降りてトイレに行こうと決め、

到着後車内から降りた瞬間、ホームにうずくまり嘔吐しました。


心優しい若い学生のカップルがすぐ駆け寄ってきてくれて、駅員さんを呼んでくれてティッシュも差し出してくれました。

駅員さんが来てくれても嘔吐が全くおさまらず、受け答えが出来る状態でもなく、

真夏だったので、

熱中症!?救急車呼びましょうか!?と聞かれるも、首を降ることが精一杯。


まだ母子手帳ももらってなかったのでマタニティマークも持ってなけりゃ、お腹も出てないので、駅員さんも意味が分からない状態。

とりあえず嘔吐がおさまるまで待ってもらい、喋れる状態になってから、

妊娠であることを説明し、

一旦駅長室に車椅子で運んでもらい、

簡易ベッドを出してもらって休憩させてもらうことに。


30分ほどして少し吐き気や痺れ、寒気もましになったけど、電車に乗って最寄り駅から家まで歩ける自信がなく、

旦那さんは免許を持っていないので迎えに来れず、

タクシーを呼んでもらってなんとか無事に帰宅しました。