別視点な1話 | Lightning Builderのブログ

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◆広峰

って何だコレ。
いつもと雰囲気が違うぞ。
『◆○○』ってどこかで見覚えあるような…。
え?カンペ?何々。
『本編の異世界編に参加してください』
しっかし俺あんまり将棋強くないぞ。
お、またカンペだ。ありがたいが過労死するなよ。
『実力の差を埋めるために能力が割り振られているので大丈夫っす。分からないことがあったら腕時計を確認してください』
そうか。なら大丈夫か。
『これはチーム戦です。あなたの所属チームはソロ軍団。ぼっちや11人目でハブられた人で構成されています』
八時限目は?と、思ったが裏活動だし一緒になるのは不自然か。
『ゲーム開始から4時間が経過しています。早く移動しましょう』


しばらく歩くと人の多い通りに出た。
「死ねぇ!!」
「うお!!」
世界が反転しKBF(決戦のバトルフィールド)に入る。
能力が発動すると腕時計に表示されるらしい。
確認してみる。『自爆』?
使わないでおこう。
「能力発動!2枚落ち!」
え、ちょっ!それなかったら俺勝てないって!


対局は相手有利に進んだ。
よく分からないまま龍と馬で蹂躙される。
桂金銀も上がってきている。
俺の戦力は金×2銀桂歩×6。
殴り合いで手に入った歩兵を既に使っているので持ち駒は無い。
もう勝てないだろうと思ったその時、アナウンスが響く。
「皆さんこの世界にも大分慣れましたか?開始6時間が経過いたしましたので…」
聞いても仕方がない。ここで俺は負けるんだ。
アナウンスを聞き流す。
そんな時、腕時計に英字が流れる。


-YOU WON A PRIZE ! YOU GET LEGEND FOURTH : QINGLONG !-


突如現れる持ち駒。しかし武将ではなかった。
長い体を持つ青い龍。
これに賭けるしかない。
「…現れろ。1二、『青龍』。」
KBFの空気を揺るがす伝説の神獣。
王手がかかった。どうやら動きは飛車に近いみたいだ。
相手は状況を飲み込めないまま王を逃がす。
そして自分の番。青龍の動きを確認する。
俺は驚愕した。
竜王+桂馬…いや、騎士。とんでもない移動範囲だった。
射程に馬がいたので奪う。しかし持ち駒に角は入らなかった。
その後、桂馬も取ったが持ち駒にならなかった。
どうやら青龍で取った駒は持ち駒にはならないらしい。
代償もきっちり設定されているんだな。


青龍の力を存分に発揮し、俺は勝利した。
消滅していく対戦相手を見る。
申し訳ないと一時は思ったが、この人にはちゃんとした仲間がいたんだなと思うと…


笑いが止まらなかった。


ぼっちから学校への逆襲。
さあ、狩りに行くか。
蒼き龍が全生徒を喰い殺すまで。


設定


・四神-レジェンド・フォース-
エリア制限と同時に作られた強化駒。
選ばれた四名にそれぞれ一つずつ配布されている。
基本持ち駒で、発動には条件がある。
取られても相手の持ち駒にならず除外される。
↑ただし例外あり。
発動すると次の対局が始まるまでいかなる能力も使用できない。
英語読みは思い出せない何かからパクった。ごめんなさい。


・四神:青龍
広峰の所有する強化駒。
動きは竜王+チェスのナイト。
発動条件は自軍に飛車角が両方おらず、相手の持ち駒が8個以上あること。
この駒で取った駒は持ち駒にならない。


キャラ崩壊っすね。
まあ本編だとこんなキャラになるよね。
まじでAWの影響受け始めてきたorz