無題。。。 | You and I can (not) be "Genius"

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喰人のブログ。。。

大好きなアニメのことや、毎日の生活などの話題が中心です。

たまーに自作小説を書いたりします


最近アーケードゲームの『戦国大戦』にハマってます

君主名もキチンと『葵』でやってますwww

今はSSの『まつ』と同じくSSの『雑賀孫市』が欲しいんです

昨日やったらSSはSSでも『望月千代女』でショボンてなりました

『京極マリア』も欲しいなぁー

そんな感じでまた書き溜めの小説です

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Ep.22《獅子奮迅》

北条・氏康は血が滾るのを抑えられなかった。
『魔王』を襲名する予定の人間どころか、『独眼竜』ですら討てる場を用意してくれた相手にはいくら感謝してもしたりないほどだ、と彼は愉悦に浸っていた。
「アーサー、遣っていいよな?」
独眼竜が、隣のひ弱そうな男に訊いた。
「いいよ。僕も色々遣わせてもらうし」
氏康はただ、その会話を風景として見ているだけだ。
これから屠る相手を案ずる事ほど愚かなことはない。
彼は悦びの笑みを浮かべながら、猛然と飛びかかった。
「【竜王の晩餐】」
竜の覇気を纏い、迎撃しようとする独眼竜の後ろで、ひ弱な男はその右腕に雷を帯電した。
「渡辺会計、銀貨10枚頼むよ」
『了解ー。どこ請求?』
「…『生徒会長様』で」
会話が終わると、男の前に、ピッタリ10枚の銀貨が現れた。
左腕でその銀貨を全て一気に取り、その中の一枚を上に弾く。
「【RailGun】」
左腕で弾いた銀貨が、雷を帯びた右手の親指に乗る。
その一瞬を逃さず、アーサーは銀貨を前方、北条・氏康に向かって弾く。
放電する雷が、銀貨に乗って指向性を持つ。
ほんの数m進んだだけで、銀貨は溶けて消えたが、その雷は散ることなく一直線に氏康に向かう。
独眼竜に意識を向けていた氏康は、本当の迎撃に対応が遅れた。
もの凄い衝撃と共に、雷が彼の体を巡る。
その一撃で、彼は生い茂る草木の中にまで吹き飛ばされた。

アーサーは確かな手応えを感じていた。
その証拠に、彼は北条・氏康を吹き飛ばした。
だが、相手は自分よりも遥かに多くの実戦をこなし、遥かに多くの修羅場をくぐり抜けて来たはずだ。
この程度で終わるはずがないと、アーサーも政宗も、その場にいる全員がそう思っていた。
「マサ!敵は!?」
姿を見失った敵を探す様に政宗に言う。
政宗はアーサーのその言葉を聞く前から、既に行動していた。
右眼の眼帯を拭い捨て、琥珀色の瞳を晒す。
神格武装、義眼『臥龍』。
黎明期の中国、三国朝の時代に、かの有名な軍師『諸葛孔明』が造ったとされるこの神格武装は、相手のフォースの流れを見せる。
フォースは『気』、つまり生命力がエネルギーへと昇華した姿。
そのフォースの流れが停滞する一瞬は『死点』と呼ばれ、突けば鋭い痛みとなって相手を蝕む。
だが、この『死点』は極小であり、且つ常に全身を移動しているので、捉えることは不可能に近い。
それを可能にするのがこの神格武装というわけだ。
更に応用して、相手のフォースの流れから、ある程度の範囲であれば、相手の居場所を特定できる。
「そこだッ!!」
迷いなく一撃を叩きつける政宗。
だが、鈍い音と共に、政宗の拳は弾き飛ばされた。
「ぐぁっ!?」
茂みの中から、のそりと立つ影があった。
腹部から紅く滲んだ鮮血が見える。
ゴツゴツと隆起した筋肉は、その血とあいまって、更に禍々しい雰囲気を出している。
「…見事だ」
一言、短く言った。
「これからは手加減なしだ。年季の違いを見せてやろう」
その身体から溢れ出るものは、オーラではなくフォース。
対人制圧神祇【神凪】。
自己強化術式に加え、氏康が先天的に所持していた『反射』の能力を持ったフォースの効果を最大まで引き伸ばしたものを纏い、触れるモノを全て拒絶する孤高の神祇。
それを利用すれば、相手の攻撃は勿論、自らの拳を打ち付けることで敵を吹き飛ばすことも可能となる。
「『その力は全てを拒絶し』」
「『慈しみさえ跳ね返す』」
「『孤高にして至高』」
「『我、全てを殲滅す』」
全てを拒絶する孤高の獅子が、戦場に君臨した。


Ep.23《宣戦布告》

獅子は、呆然と彼の方を見る相手の顔を見た。
そこには、はっきりとした諦めは無かったが、それも時間の問題だ。
獅子を目醒めさせた代償の重さに、直ぐ気付くはずだ。
一歩、また一歩。
猶予を与える様に、獅子は緩やかに歩を進める。
彼の先天的な体質である『反射』には、有効打となり得る術式が存在しない。
何故なら、それ等全てを『反射』するからだ。
自らの神祇に『神』の字を入れる者は少ない。
大抵は、そのたった9画の字の持つ不可視の重みに耐えられない神祇ばかりだからだ。
だが、彼の神祇【神凪】は、その字に耐えうるものだった。
敵の攻撃はその一切を拒絶し、自分の攻撃は全てを吹き飛ばす。
彼一人だけで、小国程度ならば制圧出来る程の力がある。
その戦力の差は歴然だった。
ただ一人、『彼』の存在さえなければ。

氏康は、違和感を感じた。
行けども行けども、進んでいない様な感覚に襲われたのだ。
そして気付く。
現代術式に、この様な術式は存在しない。
記憶を辿り、家の古い年季の入った文献に記されていた術式の事を思い出す。
それはまだ、術式が魔法と呼ばれていた頃のもの。
古式魔法『迷い童』。
相手の遠近感と三半規管に直接作用する黎明の術式。
相手が迷路に迷う子供の様な素振りを見せる為にこう呼ばれる術式だ。
効果の効き目が曖昧であるために現代では遣われることの少ない術式だが、だからこそ彼は対処に窮した。
そしてそんな彼を、彼ですら噎せ返る様なフォースの奔流が包み込んだ。

「…第一段階終了」
隼人は銀色の拳銃の様なデバイスを持った右腕を下ろしながら、そう呟いた。
彼が持つのはジパングでは『魔具』と呼ばれ、他国では『Magic Assistant Device』、通称『MAD』とも云われる術式演算補助具で、神格武装を筆頭とする各武装もこれにあたる。
本来、MADは術式を遣えない一般人にある程度術式の恩恵を享受してもらう為に開発されたもので、彼の持つ様な戦闘目的のMADは少ない。
しかし、手が塞がるという点を除けば、MADのもたらす恩恵は絶大で、術式を詠唱する時間を極端に減らせる。
例えば、今まで詠唱に約1分掛かった術式でも、MADを使えば約半秒で術式を遣うことが可能となる。
ゼロコンマ一秒が生死を分けると言っても過言ではない『聖神』の闘いに於いて、MADは必須のツールになっていくだろう。
彼の持つ拳銃形態のMADは、特化型とも云われ、銃身の部分に演算補助機能が複雑に組み込まれていて、汎用型と呼ばれるブレスレットや、パネル型のMADよりも更にスピードに優れた機構を持つ。
その代償に、登録出来る術式は同系統10種だけ。
彼にはそれで充分だった。
彼が遣ったのは『放出』にあたる対術式無効化魔法『術式解体』。
クラスマッチで、波瑠加・F・クラウディアに遣ったのと同じ術式だ。
家にあった古い魔法についての文献に、秘術として記されていたものを彼なりの解釈で補い、現代術式に於ける矛盾点を妥協と発想の転換によって補完したもので、黎明の時代に『藤原鳴路』が編み出したものらしいが、詳しい所までは彼にも分からなかった。
そして今、その術式を受けた氏康の身体を覆う拒絶の鎧は消え去った。
彼は左腕を挙げ、左手に持つ同じMADの標準を合わせ、引き金を引いた。

氏康が体制を立て直す為に右脚に力を込めた当にその瞬間、力を入れるべき地面が消滅した。
より正確には、地面が数センチ程度陥没したのだ。
たかが数センチでも、氏康程の相手になら決定打となる。
バランスを崩したその一瞬に、隼人は右の引き金を引いた。
広域エリア殲滅術式『暁桜』。
本来は広範囲の敵を一気に殲滅するための術式だが、範囲指定を極端に狭め、その分威力を高めた一発を放つ。
結果、肉を掻き毟る音と共に、氏康の脇腹から鮮血が吹き出した。
氏康の真下に血溜まりが出来、耐え切れなくなったように、氏康は膝を付いた。
急いで簡易的な治癒術式を患部に施す氏康。
しかし、治すのは得意ではないのか、それは応急処置以上の働きをしない。
そんな彼に隼人は近づき、右に持つ銀色のデバイスの銃口を彼の頭に突きつける。
「お前達の目的は何だ?」
どこまでも冷え切った声。
それは味方であるはずの者たちですら戦慄する程のものだった。
しかし、それでも沈黙は続く。
「答えろ」
簡潔に言った。
それは、二度はないという警告。
そして、その場の誰もが、彼の味方でさえも、このまま沈黙が続けば、彼は何の躊躇いもなくその引き金を引き絞り、吹き飛ばした頭を表情一つ変えずに見つめるだろう、と容易に想像した。
それ位の迫力、もしくはそれに似たもっと別の『何か』が、彼の雰囲気に同居していた。
「…」
それでも、獅子は自らの命よりも誇りを選んだ。
無言で、無表情で、無関心に彼が引き金に指を掛けたその時、
「待ちたまえ愚民よ」
高圧的な声が、前方から聞こえた。
その声が聞こえた瞬間、獅子の顔が強張った。
緊張、恐れ、畏敬…
様々な感情が入り混じった表情だった。
この氏康をしてそうさせることが出来る人物は、隼人には一人しか思いつかなかった。
声の方に顔を向けると、果たして予想した顔がそこにあった。
「…ルイ十三世か」
フランスの教導院の制服の上から王族専用の金の外套を羽織る姿は煌々とし、ある種の神々しさすら伺えた。
不敵に笑うその相手は、フランス国王兼ヴァジュラ教導院の生徒会長、ルイ十三世。
「はるばる遠路ご苦労だが、フランス国王ともあろう者がどういった用件だ?」
一国の、それも欧州に於ける大国の王に躊躇なくつっかかる隼人。
それはさながら、自分の方が上にいるかの様な物言いだった。
ルイはそれに気分を害した様子もなく、言った。
「いやなに、我が教導院の生徒が迷惑を掛けたようでね。こうして出てきた訳だ」
「…それで?何の謝罪もなく帰るつもりか?」
不敵な笑みを崩す事なく、ルイは答える。
「まさか。そんな筈はないさ」
そしてルイは、切り替える様に咳払いを一つして、
「北条・氏康、雑賀・孫市の両名を、教導院から退学。国外追放の刑に処すことをここで明言する」
驚いた様に目を見開く氏康。
否、それはそこまで重い罪をきせられたことに対する恐怖からか。
そんな氏康の耳元で、ルイは囁く。
「君たちには、我が教導院、引いては国の為に捨て石になってもらおう。なに、所詮『獅子』も『烏』もただの田舎の猿だったというだけの話だ」
ギリギリと奥歯を軋ませる氏康。
あれ程の実力者が歯噛みするしかないという事実が確かな重みとなってのしかかる。
だが、
「おい、それだけか?」
隼人から出た言葉は、その場の全員を驚愕させるどころか、茫然とさせるものだった。
「これはそちらが起こしたことだ。何かこちらに益をもたらすのが筋じゃないか?」
ルイは薄く笑い、弓の形にしたその口を開いた。
「甘ったれるなよこの愚民が」
それは、悪意に埋れた声だった。
「ウチが譲歩して役職者を切ったんだ。事の優位はウチにある」
「俺たちの損害を役職者二人で賄えると?」
「充分過ぎるだろう?」
「全然だ」
睨み合いを続ける二人。
そして、ルイが口端を歪めて、
「嗚呼、折角こちらが解決をしようというのに、それを無下に扱うとはなんたる事か。これはもう互いの武力で雌雄を決するしかないだろう」
それはつまり。
「戦争だ」

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はい、次からはフランスとの戦争ですね

フランスといえばクラスマッチにも参加してた1-Aの波瑠加・F・クラウディアちゃんの母国ですから、なんかその辺りのネタを使いそうですね

…主に作者の好み的に。


あと俺はラブコメとかで焦らされるタイプの話は嫌いで、ずっとイチャイチャしてるやつか、ハーレム系のやつが好きです

こっから先の話は隼人くんのチートが炸裂するのがメインなんで、そこら辺のラブコメ要素はないですが、またそういうのも書けたらなと

だんだん『魔法科高校の劣等生』に近づいていくのが自分でも分かってハラハラもんです

正直あんまりパクりっぽくはしたくないんですが…

知らんウチに設定とか近づくんですよね…

以後気を付けます


でわまた次回!