最近思うのです
死んだ後、人間はどうなるのかと
俺はまだ死んでいません
当たり前です
でも、死んでいった人たちはもういません
これも当たり前です
人は死にます。確実に。
死ねば、その人の思考は止まり、遺るのは冷たい抜け殻だけ
思考が止まるということは、その人がその人でなくなるということに等しいと思うのです
つまり、死んだ本人からすれば、そこで全てはリセットされます
その人の思考は、一体何処に行くのでしょうか
無くなる、というのは、とても怖いことで、とても辛いことです
無くしたのなら、探せばいいけれど、無くなったものは、もう戻りません
この世界を形作る質感、重み、温もり…それらは全て偽物に過ぎないのではないでしょうか
死ねば、全てがなくなるのだから、生きている間に起こった出来事も、全てなくなるのと同義なのではないでしょうか
今、胸にあるこのモヤモヤしたモノを伝えるには自分の語彙は足りないけれど、いつか、この答えを知りたいと思うのです
『何故、人は死に、生きているのか』
もしもこの胸にナイフが突き刺さり、死んだ時、俺はリセットされるのでしょうか
俺は
この世界の
存在する価値を
俺が
この世界で
生きる意味を
『知りたい』と、切に願うのです
もしかすると人間は、死ぬ為に生きているのかもしれません
その小さな体に、それぞれの意味を抱いて
そして、
その意味を、存在を、葛藤を、苦悩を、試練を、喜びを、悲しみを、儚さを、虚しさを、淋しさを、遺すために死んでいくのかもしれません
幾千の夜を越えて
辿り着いたその場所で
独りで臨む果ての景色は
一体
どんな色をしているのだろうか
配点:(死)