コンピューターのウイルス対策ソフト「ウイルスバスター」を
導入したパソコンに、動きが鈍くなるなどのトラブルが多発した。
発売元のトレンドマイクロ社によると、同日午前7時30分ごろに
インターネット上で配布したウイルスパターンファイルに不具合が
あったという。
復旧対策がとられたが、すでに顧客から5万件を超える問い合わせ
があり、同社は記者会見で陳謝した。企業や自治体などでは、端末から
ネットワークに接続できなくなるなどの障害も起きた。

同社によると、不具合を起こしたパターンファイルは、フィリピンに
あるウイルス解析などの拠点から、世界に同時配布された。
主にマイクロソフト社製の「ウィンドウズXPサービスパック2」を導入
しているパソコンが影響を受けた。

このパターンファイルを導入し、メッセージに従って再起動すると、
パソコンがほとんど動かなくなったり、ネットワークに接続できなくなったり
するという。

同社は午前9時ごろ、問題のファイルをネット上から削除した。
午前11時前には、修正用のパターンファイルを配布したが、
すでに症状が出たパソコンでは、不具合を起こしたパターンファイルを
削除するなどの対策が必要だという。

同日午後、同社は個人と法人の利用者向けに、電話による復旧方法の説明を
始めた。同日夕までに個人と法人からの問い合わせだけで、5万件を超えた。
米国の利用者からも問い合わせがあるという。

91年に販売が始まったウイルスバスターは、世界25カ国の販売拠点のほか
インターネット上でも販売されている。
同社によると、日本国内の利用者は約350万人。

この影響で、富山市長選の期日前投票が手作業になったほか、大阪市営地下鉄
では、各駅に事故情報などを伝えるシステムのコンピューターが起動しなくなった。

JR東日本では同日午前、ツアーや宿泊予約を管理する端末に障害が出て、
一時旅館やホテルの空室状況を調べることなどができなくなった。

共同通信社では電子編集システムで障害が発生。朝日新聞社、読売新聞社、
日本経済新聞社などでも社内LANに接続しづらくなるなどの影響があった。

個人の利用者の場合、パソコンの不調の原因が分からないこともあって、
パソコンメーカーへの問い合わせが殺到した。企業活動が本格化する週明け
には、障害がさらに明らかになる恐れもある。

大三川彰彦・執行役員日本代表は「ご迷惑を掛け、申し訳ありませんでした」と
陳謝した。

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の中央演算処理装置(CPU)使用率が100%状態となり・・・・・?
永久ループ状態になっているとか?
また、サービスパック2の不具合ですか。
普段早急なウイルス対応で頑張っていたのに、残念ですね
パソコンの医療ミス問題になるのでしょうか?