仮面ライダーゼロワン感想 | サブカル御伽草子

サブカル御伽草子

このブログでは主に、アニメ・プラモデル関連の記事を中心に書いています。

気兼ねなくダラダラ読んで頂けると幸いです


夏アニメの感想でも書こうかと思ったのですが今期はあまり本数を見ていないのとゼロワンの最終回を見て思う所があったのでゼロワンの最終回感想を書く事にしました

感想には批判が多いので、ゼロワンが好きな人はこの先は読まない方がいいと思います

色々ひどいなと思った最終回ですが、一番ひどいと思ったのが或人がイズを新しく作り上げた下りですね。一見するとイズが復活するように見えてハッピーエンドにみえるのですが、よく考えてみるとイズの尊厳を踏みにじる行為になっているんですよね。

人間に置き換えると或人が行った行為は亡くなった人のクローンを作ってそのクローンになくった人との思い出等を教える事で同じ人にするって事です。教えた事で同じ人間になることはありませんし、亡くなった人からすれば自分によく似た誰かです。或人が行った行為は亡くなった人の尊厳を踏みにじる行為なんですよね。

イズは人間じゃなくてヒューマギアだからいいでしょって言う人もいるんですけど、劇中で或人はヒューマギアの死は人間と同じって発言しています。それなのに安易に復活させようとするのは、彼にとってのイズは結局自分に都合のいい家電でしかなかったようにしかみえないんですよね。

イズの心はイズだけの物ですし、新しく製作されたイズにもそのイズだけの心が生まれるはずです。散々ヒューマギアにも心があると発言しておいてこの展開は正直どうかと思いますし、脚本を書いた人の倫理観を疑う最終回だったと思います


コロナの影響で描写不足になったのかもしれませんが、正直ひどいとしか言えない最終回でした。願わくは映画で少しでも盛り返せるといいと思います