さて、新しい連ドラが、次々と、始まっていますね。
いくつか、見ているのですが、フジテレビの「小さい頃は神様がいて」。
草刈正雄さんが、出演をしていますが、前回の放送では、「ラジオ体操」をしていましたね。
草刈さんと、ラジオ体操といえば映画「体操しようよ」ですよね。
公開は、2018年。
個人的に、好きな映画の一つ。
主人公は、草刈さん演じる「佐野道太郎」。
38年間、真面目に務めた会社を、定年退職。
道太郎は、妻を、早くに亡くし、娘が、一人。
娘の「弓子」を演じるのは、木村文乃さん。
弓子は、母親が居ないので、家事の一切を行い、父、道太郎の世話をして来た。
しかし、道太郎の定年退職と同時に、「これから、家のことは、全て、自分でしてください」と、宣言し、一切の家事から手を引くことに。
道太郎は、元会社の上司から、ラジオ体操に誘われる。
が、その直後、その元上司が、急死。
元上司は、家族と別居をしていて、孤独死だった。
道太郎は、たまたま、見かけた女性の後を、気になってついて行く。
和久井映見さん演じる彼女は、「藤沢のぞみ」と言い、喫茶店を経営していた。
喫茶店で、色々と、話をする。
のぞみは、道太郎を、自分が参加しているラジオ体操のグループに誘った。
翌日から、気恥ずかしく思いながらも、道太郎は、ラジオ体操に参加をする。
ここから、話が、展開して行きます。
さて、草刈さん演じる「佐野道太郎」が演じるのは、大学を出て、会社に入り、その会社を、定年まで、真面目に、勤め上げた人物。
こういう人は、もう、かなり、減っている、と、言うことになるのかも。
今では、若者の3人に1人が、会社に入っても、3年以内に辞めてしまうという話。
一つの会社に、長年、勤めようという意識のある人が、どれほど居るのか。
また、その会社で、定年まで勤めようと思っていても、今では、会社が潰れる可能性や、リストラをされる可能性も高い。
何しろ、会社が黒字でも、リストラが行われる時代。
もはや、終身雇用は、崩壊したと言っても良いのでは。
そして、道太郎は、妻を早くに亡くし、家事を、娘に任せ切りだった。
こういう「仕事一筋」で、「男は、家事をしない」という意識の人。
こういう人もまた、「時代遅れ」、と、言うことになるのでしょうかね。
今では、男も、率先して家事をしないと、結婚生活は、続けられない、と、言うことになるのかも。
会社人間だった道太郎は、定年退職後、何も、することが無い。
そして、のぞみに好意を持ち、ラジオ体操に参加をすることになる訳ですが、そのグループの会長をしているのが、きたろうさん演じる「神田」という人物。
神田は、いわゆる「何でも屋」をしていて、道太郎は、その仕事を手伝うことになる。
そして、神田のところに居候をして、天体観測を趣味にしながら、仕事を手伝っている「薫」という青年と、親しくなる。
道太郎は、薫から、交際をしている恋人の話を聞き、色々とアドバイスをし、積極的に、後押しをするのだが、何と、その恋人というのが、娘の弓子だった。
道太郎は、一転、交際に反対をする。
当然、弓子は、反発。
やはり、第三者としては、薫の恋愛を応援しても、相手が、自分の娘となると、そうは行かない。
やはり、安定した仕事に就き、ちゃんとした収入がある人と、結婚をして欲しいというのが親心なのでしょうが、なかなか、難しいところ。
また、会長の神田が、怪我をして、ラジオ体操に参加をすることが出来なくなる。
その間、のぞみが、会長代理として、グループのリーダーを務めることになる訳ですが、道太郎は、のぞみを支えようと、会社員時代の生真面目さを発揮し、空回り。
周囲の反発を招いてしまう。
このような「良かれ」と思ってやったことで、周囲を振り回す人。
居るのかも知れない。
本人に、悪気がない分、なんだか、可愛そうでもある。
そして、最後は、グループも一つにまとまり、娘の弓子と、薫は、結婚ということで、大団円となる訳ですが、道太郎は、弓子が、結婚で、家を出たことで、一人暮らし。
そして、自分で、家事をしながら、ラジオ体操に出かけることになる。
年を取ってからの、一人暮らし。
何だか、寂しいですよね。
僕もまた、そうなる訳で、そうなった時に、自分が、一体、どうなるのか。
今から、不安を感じているところ。
さて、映画の中心である「ラジオ体操」というもの。
この「ラジオ体操」は、毎日、放送されているんですよね。
と、言うことは、やはり、映画のように、毎日、ラジオ体操をしている人たちが、居るのでしょうかね。
僕が小学生の頃、夏休みは、毎日、近くの公園に、ラジオ体操に行っていましたが、今では、毎日も行かないようですね。
何で、毎日、ラジオ体操をしないのでしょう。
健康的で、良いと思うのですが。

