サッポロビールが、サイバー攻撃を受けて、大変なことになっているようですね。

また、アスクルという会社も、サイバー攻撃で、大きな影響が出ているよう。

 

この「サイバー攻撃」というもの。

コンピューターに疎い僕には、何が、どうなったら、大きな被害になるのかというのが、よく分からない。

メールの添付ファイルなど、よく分からないものは、開いてはいけないと言いますよね。

その添付ファイルの中に、ウイルスが入っていて、感染をするという話。

また、怪しいホームページを見たりしても、ウイルスに感染したりするんですよね。

この「感染」というのは、何となく、イメージの湧くところ。

 

さて、コンピューターの中で感染したウイルスですが、そこから、どうなるのでしょう。

このウイルスが、コンピューターの中で、勝手に動き出し、悪さをする、と、言うことになるのでしょうか。

 

さて、問題は、ここから。

 

サイバー攻撃というものは、対象となる相手のコンピューターを「ハッキング」しなければならないんですよね。

この「ハッキング」というものが、どういうものなのか、よく分からない。

なぜ、相手のコンピューターの中に入り込み、外部から、操作をすることが出来るのでしょう。

ネットで調べれば、その方法が分かるのでしょうか。

しかし、そのような危険なものが、ネットの中で公開されて、良いのですかね。

 

もっとも、ネットで公開されているからといって、誰にでも、簡単に「ハッキング」が出来るというものでもないのでしょう。

もし、誰にでも「ハッキング」が出来るというのなら、危険極まりない。

やはり、相当のコンピューターの知識、スキルが、必要なものなのでしょうかね。

基本的なプログラミングも出来ない僕には、無理な話なのでしょう。

 

現代は、何でも、かんでも、コンピューターとネットの世界。

一度、大きなトラブルが起きれば、社会生活に、甚大な影響を及ぼす。

高度な「サイバー攻撃」などよりも、そもそも「電気」が無くなったら、この社会は、どうなるのでしょうかね。

電気が無ければ、コンピューターは、動かない。

 

さて、この「コンピューター」「ネット」「ハッキング」を扱った、最初の映画は「ウォーゲーム」じゃないかな、と、言う気がする。

公開は、1983年で、主演は、当時、若手人気俳優だった「マシュー・ブロデリック」。

 

 

 

中学生の頃に、まず、小説版を読み、それから、映画を見たような気がする。

なかなか、面白かったという記憶は、あるのですが、内容を、いまいち、覚えていないので、ネットで復習。

 

主人公は、高校生の「デイヴィッド」。

若き天才ハッカーで、その能力を使って、軽いイタズラをして、楽しんでいる。

ある日、「ジョシュア」という様々なゲームが出来るホストコンピューターに接続し、更に、ゲームメーカーのサーバーに侵入。

そこで、アメリカとソ連の核戦争をテーマとしたゲーム「世界全面核戦争」を見つけ、クラスメイトの「ジェニファー」と一緒に、そのゲームで遊ぶことに。

 

しかし、デイヴィッドが侵入をしていたのは、ゲームメーカーのサーバーではなく、「北アメリカ航空宇宙防衛司令部」の核戦争シミュレーター「ウォーパー」だった。

デイヴィッドのはじめたゲーム「世界全面戦争」の画面は、「北アメリカ航空宇宙司令部」の画面に映し出される。

そして、「北アメリカ航空宇宙司令部」は、実際に、ソ連が、攻撃を始めたと誤解をしてしまう。

 

当然、ソ連は、軍事行動を否定。

しかし、アメリカ軍は、ソ連の攻撃を想定して、防衛レベルを上昇。

ソ連は、それを、アメリカの挑発と判断し、事態は、エスカレート。

 

しかし、そこで、たまたま、デイヴィッドが、ゲームを中断。

アメリカ、ソ連の衝突は、回避された。

 

そして、デイヴィッドのハッキングが逆探知され、デイヴィッドは、「北アメリカ航空宇宙司令部」に連行される。

軍は、デイヴィッドを、「ソ連のスパイ」と判断し、監禁。

しかし、デイヴィッドは、「ジョシュア」の開発者「フォルケン」に会って、誤解を解いてもらおうと、ハッキング技術を駆使して、脱走する。

 

しかし、「ジョシュア」が、勝手に、「世界全面核戦争」を再開してしまった。

アメリカ、ソ連は、それを真実と誤解し、また、緊張が高まる。

 

そこに、デイヴィッドが、フォルケンを連れて、戻って来る。

フォルケンの説得により、アメリカ軍は、反撃を保留し、ソ連の核ミサイルの着弾が、本当かどうか、着弾地にある基地に連絡を入れて、確認。

全ての基地から応答があり、着弾は、画面上だけのものだと判明する。

 

しかし、「ジョシュア」は、勝手に、アメリカ軍の核ミサイルを発射させる準備を始めた。

何とか、「ジョシュア」を止めなければならないが、電源を落とすと、「敵からの攻撃を受けた」と自動的に判断され、核ミサイルは、発射されてしまう。

デイヴィッドは、「ジョシュア」の中にある「三目並べ」をやらせて、システムの処理能力の削減を試みる。

この「三目並べ」は、ミスをしない限り、「引き分け」が続く。

高速で「三目並べ」を続けた結果、絶対に「勝ちがない」ことを学んだ「ジョシュア」は、今度は「世界全面核戦争」で、高速でシミュレーションを開始。

高速で、延々とシミュレーションをした結果、「世界全面核戦争」でも、絶対に「勝ちがない」ことを知り、ゲームを終了することに。

 

そして、システムは、正常に戻ることになる。

 

と、言う物語。

 

この映画は、公開当時、「アメリカ軍のコンピューターは、大丈夫なのか」ということが、大きな話題になったそうです。

軍事を、コンピューターに任せることの危険性や、「核戦争に勝者は居ない」ということが、テーマとなっているよう。

 

今の社会は、どうなのでしょう。

ますます、社会は、コンピューターに依存し、核戦争の危機は、再び、高まっている、と、言うことになるのかも。