昨日、朝の藤井海岸。
ヨットが、一艘、浮かんでいました。
拡大します。
優雅で、良いですね。
早朝の海で、ヨットで、のんびり。
帆を張っていませんが、ゆっくりと、左方向に、航行していました。
後部に、一人、人が乗っているのが見える。
僕が、玉野高校に通っていた頃、高校に「ヨット部」があったんですよね。
渋川海岸で、練習をしていたよう。
今でも、あるのでしょうかね。
高校も、生徒が、僕たちの頃に比べると、激減をしているようなので、部活動も、ままならないでしょう。
さて、個人的に、「ヨット」と聞いて思い出すのは、堀江謙一さんですかね。
1962年、23歳の時に、小型のヨット「マーメイド号」で、単独無寄港で、太平洋を横断。
当時は、随分と、話題になったようですね。
この時の体験を書いた本が、「太平洋ひとりぼっち」。
個人的には、未読。
そして、この本を原作に、映画にもなったんですよね。
公開は、1964年。主演をしたのは、石原裕次郎。
一人で、小さなヨットに乗って、周囲は、どこを見ても、海だけで、何もない。
そんな風景が、何日も続く訳で、僕には、とても、怖くて、出来ない。
今のヨットには、GPSが搭載されているのでしょうが、当然、当時は、そのようなものはなく、やはり、自分の位置を知るには、夜中に、星を観測して、計算をしていたのでしょうかね。
食糧などは、どうしていたのでしょう。
小さなヨットに、航海をする間の十分な食糧を積んでいたのでしょうか。
昔、まだ、地球の全体像が分かっていなかった頃、未知の海に航海に出る人は、どのような気持ちだったのでしょう。
有名なのは、コロンブスですよね。
大西洋の果てが、どうなっているのか、誰も、分からない状況で、コロンブスは、「西へ、西へと航海を続ければ、必ず、インドに着くはず」と考えて、大西洋に乗り出した。
しかし、それは、絶対に、そうだとは、誰も、言い切れない状況。
また、仮に、インドにたどり着くとしても、それが、どれくらい先のことなのか、見当もつかない。
乗組員たちは、相当に、怖かったことでしょう。
今は、もう、地球の中に、「未知の場所」というものはない。
冒険家としては、昔の方が、充実感が、高かったのかも。