先日、僕が、子供の頃に読んでいた頃の「コロコロコミック」について、ネットで、色々と情報を見ていると、当時、疑問に思っていたことの答えが、いくつか。
やはり、ネットは、便利ですね。
一つは、「別冊コロコロコミック」に掲載された、藤子F不二雄(当時は、まだ、藤子不二雄)さんの漫画「宙ポコ」について。知っていますかね。
この、ドラえもんたちが担ぎ上げている恐竜のようなキャラクターが「宙ポコ」です。
当時は、大々的に宣伝されていて、「第二のドラえもん」というキャッチコピーがつけれれていたんですよね。
僕も、大いに楽しみにしていて、「別冊コロコロコミック」を買ったのですが、わずか、数回で、終了をしたのを覚えていて、「一体、これは、何だったのだろう」と疑問を持ったことを覚えている。
ネットで調べてみると、やはり、当初は、「別冊コロコロコミック」が、隔月刊行だったものを、月刊にする時に、この「宙ポコ」を大きな目玉の連載として、大々的に、宣伝を行っていたそう。
しかし、「どうしても、『ドラえもん』と同じようなものになってしまう」と、藤子F不二雄さんは、相当、苦しんでいたそうで、結局、連載は、三回で終了したそう。
どのような漫画だったのか、読んだはずなのですが、内容は、全く、記憶に残っていないんですよね。
この「宙ポコ」は、この本に収録されているそうです。
タイトルになっている「ミラ・クル・1」は、僕が、「月刊コロコロコミック」を買い始めて、すぐに終了してしまった。
この漫画も、一体、どのような内容なのか、気になっていたのですが、たった、五回で連載終了となっていたそう。
そういえば、最後は、かなり、中途半端な終わり方だった印象がある。
何でも、「いつでも、再開出来るように」ということで、終了ではなく、中断ということにしておいた、と、言うことのようです。
もう一つは、内山まもるさんの漫画「燃えろ!クロパン」について。
野球漫画で、「クロパン」というのは、主人公のあだ名です。
何と、この「燃えろ!クロパン」は、未だ、単行本になっていないそうですね。
と、言うことは、今は、漫画が掲載された「月刊コロコロコミック」を手に入れなければ、読むことは出来ないということ。
しかし、何と、この「燃えろ!クロパン」を詳細に特集したホームページがありました。
とても、懐かしく、熟読をしたところ。
クロパンが投げる魔球「サンダーボルト」や、「スクランブルエッグ」は、真似をして遊びましたね。
「サンダーボルト」は、球の回転によって電気を発生させ、打者が打つと、感電するという魔球。
「スクランブルエッグ」は、打者の手前で、一度、球が停止し、また、動き出すという魔球です。
そして、最も、大きな疑問だったのは、「とどろけ!一番」という漫画。
この漫画、何と、「テスト」で、対戦バトルをするという、今から思えば、奇妙な漫画です。
何で、このような漫画が生まれたのかというと、あの「ゲーム」を、対戦バトルアクションにした「ゲームセンターあらし」の影響だったそうですね。
ゲームをしながら対戦バトルアクションが出来るのなら、テストをしながらでも、出来るはず、と、言うことで、生まれた漫画だったようです。
テストを、いかに早く、正確に、解くか。
二枚のテストを同時に解く「二枚返し」や、あまりにも早くて、手の動きが見えなくなる「ゴットハンド」など、真似をして遊びましたね。
さて、主人公の、轟一番は、中学受験を目指す、いわば受験戦士。
最初、1月から3月まで、三回の連載で、受験に合格し、終了の予定だったそうですが、人気が出たため、連載が継続。
困った作者は、何と「実は、一番は、ライバルたちよりも、一歳、年下だった」といいうことが判明し、ライバルたちも、入学を拒否して、一番と「テストを、いかに早く解くか」という戦いを続けることになる。
そして、一年たって、また受験となる訳ですが、なんと、今度は、入試スキャンダルがあり、誰も、入学することが出来ない、と、言うことで、また、戦いが続くことになる。
ここまでも、かなり、無理がある物語展開で、リアルタイムで読んでいた時にも、「これは何だ?」と思った記憶があります。
やはり、人気作品なので、止められないという理由があったんですね。
そして、この「とどろけ!一番」の最大の謎は、途中から、突然、「ボクシング漫画」に、内容が変わったこと。
これまでの受験、テストのためのバトルは、全て、ボクシングのためだった、と、言う、当時の子供の読者から見ても、かなり無理な設定による、物語の変更。
一体、何で、こんなことになったのだろうと思いながら、その頃、「月刊コロコロコミック」を買うのを止めたような気がします。
どうも、この無理な物語の変更は、作者の「ネタ切れ」ということで、丁度、編集者も変わったこともあり、編集者の案で、格闘技漫画に変更したということ。
しかし、これは、読者には、かなりの不評だったようで、抗議の手紙が、大量に送られて来たということ。
そして、人気が急降下し、連載終了となったようです。
当時、熱中して読んでいた漫画。
また、機会があれば、読み返したいところですね。