先日、YouTubeで「バックギャモン」の日本選手権の動画を鑑賞していたところ、その関連動画としてと思いますが「カロム」というゲームの動画が、出て来ました。
この「カロム」というゲーム。
知っていますかね。
僕は、この動画を見て、初めて、知りました。
ネットで調べて見ると、「日本カロム協会」というものがあるようで、そのホームページから「カロム」について、紹介をします。
この「カロム」とは、「槍の柄の輪切り」という意味だそうで、この「カロム」で使う「駒」が、それに似ているので、付けられた名前なのでしょう。
日本には、明治末期から大正初期の頃に、イギリスから、そして、昭和の初め頃に、アメリカから持ち込まれたと考えられるよう。
原型となるゲームは、12世紀から13世紀にかけて、エジプトで生まれたと言われているそうです。
エジプト、イエメンを中心に、世界に広がり、各地に、似たゲームがあるそうです。
実は、このエジプトで生まれたゲームが、イギリスに伝わり、独自に発展し、「ビリヤード」が生まれたと考えられるそうです。
この「カロム」も、ルールは、ビリヤードに、よく似ている。
これが「カロム」に使用される盤です。
二人一組、四人で遊ぶゲーム。
同じ組の人は、向かい合って座ります。
赤と緑の駒を、交互に、円に並べます。
そして、中心に、一つ「ジャック」と呼ばれる駒を置きます。
先攻になるのが「赤」です。
そして、「ストライカー」という駒を指で弾き、自分の組の色の駒を、四隅の穴である「ポケット」に入れて行き、最後に、「ジャック」を、ポケットに入れた組の勝ちというのが、基本のルール。
昭和30年代の初めには、全国的に遊ばれていたそうですが、今では、彦根を中心にした、一部地域にしか残っていないそうです。
なぜ、彦根に、このゲームが残ったのかは、謎だということ。
大阪には、「たこ焼き器」が、一家に一台あると言われるように、彦根には、一家に一台、この「カロム」があると言われているようです。
面白そうなゲームですが、なぜ、彦根以外の地域では、廃れてしまったのでしょう。
そして、なぜ、彦根にだけ、このゲームが残ったのかも不思議なところ。
ファミコンが登場する以前は、色々なボードゲームで遊んでいました。
今は、そういった、ボードゲームを楽しむ子供というのは、少ないのかも。
こちらは、「沈没ゲーム」です。
今では、「スピンスタジアム」というようですね。
こちらは、「ダイヤモンドゲーム」。
どちらも、よく遊びました。