以前、訪れた天城の御崎神社を通り過ぎ、山に沿って北向きに歩いて行くと「蘇良井戸」と呼ばれる井戸があります。
道しるべがありました。
ここから、左に、細い道を上がります。
住宅の脇にある、普通の井戸です。
普通の井戸であるのも当たり前のようで、この井戸は、今でも、地域の人に使用をされているそうですね。
この井戸は、個人の所有だそう。
源平の「藤戸の戦い」以前から井戸は存在をしていて、住民の生活に使われていたそう。
そして、藤戸の戦いの時には、御崎神社に布陣をした源氏の軍勢が、この井戸を使用したと言われ、史跡として保存をされているということ。
ちゃんと、石碑も立てられていますね。
ちなみに「蘇良」の意味は、分からないそう。
水道が普及をする以前、「井戸」は、人が生活をする場所には、必ず、あったものなのでしょう。
今でも、町を歩くと、住宅地のあちらこちらで、かつて、使われたのであろう「井戸」が、残されています。
ちなみに、こちらは、蘇良井戸の近くの住宅地の中で見かけた井戸と思われるもの。
今では、井戸の上に石の蓋が乗せられていて、使えないようにしてある。
誰かが、中に落ちる危険を防ぐためでしょう。
さて、御崎神社の東に沿う道を歩いていると「火の見櫓」がありました。
倉敷の町を車で走っていると、こういった「火の見櫓」を、時々、見かけます。
玉野市では、無いもの。
岡山市の中を走っている時にも、見かけることはないような気が。
倉敷市に、独特のものなのでしょうかね。
道を挟んで、火の見櫓の反対にある古い建物は、消防関係の建物のようでした。
今でも、使われているのでしょうかね。