東野圭吾さんと言えば、大人気ベストセラー作家ですよね。
出版する小説は、次々と、ドラマ化、映画化され、どれも、話題作であり、大ヒット。
しかし、なぜか、個人的には、あまり関心がなく、東野圭吾さんの本で、読んだものと言えば、この「名探偵の掟」の一冊だけ。
しかも、当時、東野圭吾さんという人が、どういう作家なのか、全然、知らずに、本屋で見かけ、面白そうだと思って、買ったもの。
具体的に、どのような内容だったのかは、あまり、覚えていませんが、面白かったということだけは、覚えている。
確か、連作短編で、推理小説では定番、そして、とても有名と言えるトリックを使った事件を、主人公が解決をして行くという内容だったような。
確か、推理小説には、色々と、「決まり事」があるんですよね。
そして、この「決まり事」に、挑戦をしようという内容だったような。
さて、この「名探偵の掟」のことを考えていて、思い出したのが、都築道夫さんの小説「名探偵もどき」です。
こちらもまた、具体的な物語を覚えている訳ではないのですが、とても、面白かったという記憶がある。
確か、主人公が、様々な「名探偵」が大好きで、その「名探偵」を真似ながら、事件を解決するというものだったような気がします。
しかし、主人公は、どこか抜けていて、コミカルな内容の連作短編。
推理小説、ミステリーは、過去から現在まで、次から次へと、数多く、よく、これだけの物語、そして、トリックを、作り出すことが出来るものだと感心します。
また、何か、面白そうな小説を探し、読んでみようかと考えているところです。