今朝の藤井海岸。
快晴ですが、明日は、雨の予報。
さて、正面、一隻の船が航行中。
拡大をしてみると、やはり、画像が鮮明ではないですね。
喫水が、かなり浅く、「バルバス・バウ」が、ほぼ、水の上。
荷が、空だということなのでしょう。
球状の部分が、白く、波を切っているのが分かるでしょうかね。
さて、船の「船首」の形は、波を、どのように効率的に切るかで、様々なものがある。
ウィキペディアから、紹介。
まず、下部ほど、前に出ているもの。
インバーテッド・バウ
海面に対して、垂直なもの。
プルンブ・バウ ストレイト・バウ
上部が、前に出ているもの。
クリッパー・バウ レイクド・バウ
カーブド・バウ
などなど。
そして、これが「バルバス・バウ」です。
船底から出ている球状の部分が、船首が生み出す波を打ち消す作用をし、造波抵抗を減らす効果があるそうです。
もっとも、今日の写真の船のように、この下の球状の部分が海面に出ている状態では、「バルバス・バウ」の効果は無い。
この「バルバス・バウ」の船首の船は、「バルバス・バウ」をつけていますというマークを付けているそうです。
船首付近を航行する船が、乗り上げないように注意を促すためだそう。
この「バルバス・バウ」は、1911年、アメリカの造船官だったテイラー少将が公案し、レキシントン級空母が採用したのが最初だそう。
その後、主に、燃費の良さと、速度の速さの両立が要求される大型の外洋船、主に客船を中心に普及をして行ったということ。
ちなみに、旧日本海軍で最初に採用したのは翔鶴型空母。
やはり、速度を出すのに有利だと考えられたからでしょうかね。