先日、庭瀬の住宅地を歩いていると、このようなものがありました。

 

「水神」と書かれています。

 

文字通り「水に関する神様」ということ。

 

「地神」と書かれた石は、時折、見かけますが「水神」と書かれたものは、初めて見た気がします。

やはり、庭瀬は、かつては海運の町で、水が、とても、重要だったということなのでしょうかね。

ちなみに、「地神」とは、「じがみ」と読み、「祖霊」や「農業の神」のことで、屋敷の中や、辻、田んぼの側に祭られるということ。

「地主神」とも呼ばれるそうです。

 

ちなみに、この「水神」もまた、「田の神」と結びつき、田んぼの側や、用水路の側に祭られていることが多いということ。

また、水源地に祭られる「水神」は、「山の神」と結びついているということ。

また、日常生活に使う井戸や水汲み場にも、「水神」が祭られたということ。

 

やはり、「水」とは、生活にとって、非常に、重要なもの。

今、地球規模で水不足が進んでいるという報道もあります。

 

さて、今回、この「水神」の石に、個人的に注目をしたのは、その石が置かれた場所が、とても、不自然だったから。

普通、こういうものは、通行の邪魔にならないように、道の端か、道を外れたとことに置かれている。

しかし、今回、偶然、見つけたこの「水神」の石は、一見、「これでは、通行の邪魔になるのではないか」と思われるところに置かれていました。

 

なぜ、このような場所に置かれているのでしょう。

 

恐らく、この「水神」自体は、昔からこの場所にあったのでしょうが、本来なら、道を整備する時に、撤去をされるか、通行の邪魔にならない場所に移動をさせるのかが普通でしょう。

しかし、わざわざ、邪魔になりそうな、この場所に置かれているということは、何か、理由があるはず。

知りたいところですが。