敷村良子さんの小説「がんばっていきまっしょい」。
愛媛県松山市にある高校のボート部を舞台にした物語。
個人的には、1998年に公開された映画「がんばっていきまっしょい」を見て、とても良い映画だったので、原作も読んでみようと手にしたのですが、小説も、とても読みやすく、面白かったです。
この小説は、1995年に「坊ちゃん文学賞」を受賞しているそうですね。
ちなみに、この「がんばっていきまっしょい」とは、松山東高校で、実際に使われている生徒たちの掛け声だそうです。
この映画「がんばっていきまっしょい」は、田中麗奈さんのデビュー作のようですね。
たしか、バカリズムさんと森山直太朗さんが、ほんのチョイ役で出ているという話だったような。
この「がんばっていきまっしょい」という掛け声もそうですが、映画で印象的だったのは、ボート部員が、ボートを漕ぐ時の掛け声です。
「キャッチ、ロー。キャッチ、ロー」
と、掛け声に合わせて、テンポ良く、ボートを漕いで行く。
確か、小説では、主人公の悦子は、怪我で、途中から、ボートを漕ぐことが出来なくなってしまうのではなかったですかね。
しかし、映画では、その辺りは、描かれなかったはず。
少し、余談ですが、同じ頃に見た映画で、印象に残っているのが、遠藤久美子さん、馬渕英里何が出演している「いさなのうみ」です。
高知県の室戸を舞台に、クジラを巡る、少し、ファンタジックな物語。
ネットで調べてみましたが、原作小説がある訳でもなく、DVDにもなっていないよう。
残念です。