原作、押井守、作画、藤原カムイの漫画「犬狼伝説」という本があります。

これは、押井守さんの作った、いわゆる「ケルベロス・サーガ」物語の一つ。

 

 

 

こちらは、旧版です。

 

 

 

ドイツ・イタリアの「枢軸国」と、イギリス・日本の「同盟国」との間で行われた第二次世界大戦は、「枢軸国」側の勝利で終わる。(ちなみに、アメリカは中立)

日本は、ドイツの占領下に置かれます。

日本は、敗戦から数十年が経ち、ようやく、ドイツの占領下から解放されたものの、国際社会に復帰をしようと強引な政策を進めた政府は、社会に混乱と、大きな反発をもたらすことになる。

この社会の混乱の中で生まれた反政府勢力の「セクト」と呼ばれる過激派集団は、暴力、テロを活発化させて行く。

自治体警察の力では対処をすることが出来す、かといって、自衛隊の出動は回避をしたい政府は、「首都圏治安警察機構」という新たな組織を設置する。

そして、この「首都圏治安警察機構」の中で、ドイツ製の「プロテクトギア」で身を固め、MG34機関銃で武装をしたのが「特機隊」です。

 

 

 

 

「ケルベロス・サーガ」とは、この「首都圏治安警察機構」の「特機隊」の隊員たちの物語。

その強力な武装と行動は、他の組織の反発を買い、最終的に、解体に追い込まれることになります。

 

映画「人狼」も、この「ケルベロス・サーガ」の一つ。

個人的に、大好きな映画です。

 

 

 

この映画は、「プロダクションIG」が、セル画で制作をした最後のアニメだそう。

映像の素晴らしさは、もちろんですが、この映画は、音楽がまた、素晴らしいんですよね。

オリジナルサウンドトラックも、大好きです。