大友克洋さんの「AKIRA」と並んで、海外でも有名なアニメ映画と言うと、押井守監督の「攻殻機動隊」ということになるのではないでしょうかね。

個人的にも、大好きな映画で、もちろん、士郎正宗さんの原作漫画も読みました。

 

 

 

士郎正宗さんの漫画は、面白いとは思うのですが、個人的には、とても、読みづらい印象です。

やはり、膨大な情報量を、ちゃんと理解をしてから読むと、少し、印象は変わって来るのかも。

 

さて、この映画「攻殻機動隊」が話題になっていた頃、アニメと「CG」が融合をし始めた時期で、「ハイクオリティ・アニメーション」などと呼ばれてい記憶があります。

当時、この「アニメ」の中に「CG」が、どのように取り入れられているのかということを特集をした番組があり、その中で、映画「スプリガン」での映像を解説をしているのを見た記憶があります。

 

この「アニメ」と「CG」の融合という点では、映画「攻殻機動隊」の続編となる、同じ、押井監督の映画「イノセンス」の映像が頂点ではないかと個人的には思うところ。

この映画「イノセンス」のオープニングの映像と、択捉島での祭りのシーンの映像は、あまりにも見事で、アニメーションとは思えないクオリティです。

 

 

 

 

この「攻殻機動隊」は、ジャンルとして「サイバーパンク」と呼ばれることがありますよね。

意味としては、それほど、厳密なものは無いのだろうと思いますが、個人的な印象としては、「近未来」や「混沌とした世界」、そして「サイバー空間」などを混在させたものというイメージがある。

 

この「サイバーパンク」の代表作と言えるのは、やはり、リドリー・スコット監督の映画「ブレードランナー」と、ウイリアム・ギブソンの小説「ニューロマンサー」のようですね。

この「ニューロマンサー」や「攻殻機動隊」のように、人間の脳を、直接、サイバー空間に繋ぐということは、将来的に、可能なのでしょうかね。

 

 

そして、今では「サイバーパンク」とは「レトロフューチャー」とも呼ばれるよう。

つまり、「昔の人がイメージをしていた未来社会」ということ。

 

この「サイバーパンク」という言葉が流行ったのは、1980年代から90年代にかけての話。

それ以降の科学技術の進歩は目覚ましく、もはや、「サイバーパンク」は現実的ではないということなのでしょうね。