ビートたけしさんの少年時代の思い出を書いた本「たけしくん、ハイ!」。

有名な本で、ドラマにもなりましたよね。

 

 

でも、個人的に、この本が出た当時、「ビートたけし」という人に、全く、関心が無く、本も読まなければ、ドラマを見ることも無かった。

 

数年前に、古本屋で見かけ、ちょっと、読んでみようかと購入をしたのですが、やはり、面白いですね。

たけしさんの少年時代というと、昭和20年代後半から30年代前半くらいになるのでしょうかね。

やはり、当時はまだ、「貧しい」ということが、普通だった。

 

恐らく、この本。

今では、出版をするのが、内容的に、難しいのではないでしょうかね。

今ならば「差別」「偏見」と言って非難をされそうな表現も、いくらか、含まれている。

しかし、それは、当時の人たちにとっては、当たり前の感覚だったのでしょう。

 

昔の社会の「差別」や「偏見」は、なかなか、難しい問題ですよね。

少し、話は逸れますが、そういう過去の「差別」や「偏見」を、「無かったこと」にして、忘れた方が良いのか、それとも、ちゃんと表現をして、「昔は、こういうこともあった」と、ちゃんと、学んだ方が良いのか。

 

さて、たけしさんの両親は、「菊次郎」と「さき」として有名ですよね。

二人をテーマにした本もあるようですが、そちらは、未読。

なかなか、面白い両親のようですが、当時は、子供に対して「殴る」「蹴る」など、当たり前だったようですね。

今では、「児童虐待」と言って、非難をされ、許されないことでしょう。

 

しかし、たけしさんの子供時代の話には、世代が違う僕にとっても、懐かしい部分もある。

もしかすると、僕の世代が、こういった経験を子供時代にすることが出来た最後の世代かも知れないなと思うところ。

 

さて、芸人「ビートたけし」に、全く、興味が無かった僕ですが、そんな僕が、たけしさんに興味を持つきっかけになったのが、映画「あの夏、いちばん静かな海」です。

 

 

 

北野武監督の映画「あの夏、いちばん静かな海」は、僕の、最も、好きな映画の一つ。

エンディングの美しい映像と、久石譲さんのテーマ曲が見事にマッチしていて、初めて見た時には、感動しました。