先日、競馬、日本ダービーがあったそうですね。

僕は、競馬には、全く、関心が無いので、何が、どうなったのか、何も知らない。

しかし、「日本ダービー」と聞いて、思い出すのは、宮本輝さんの小説「優駿」です。

主役は「オラシオン」という馬で、この馬の誕生から、日本ダービーに出るまでを物語にしたものだったと思います。

 

 

 

僕が、宮本輝さんの小説を読んだのは、この「優駿」が、初めてでした。

宮本輝さんの小説は、どれも、読みやすく、面白いですよね。

 

なぜ、競馬に興味の無い僕が、この本を読んだのか。

 

それは、当時、ファンだった斉藤由貴さんの主演で、映画が公開をされると知ったから。

当然、映画も、見に行きました。

確か、緒方直人さんは、この映画がデビューではなかったですかね。

 

この「優駿」を読んで、僕は、初めて、「騎手」の役割を知りました。

それまで、漠然と、「騎手」という人は、馬に乗り、馬の進路を定め、取り敢えず、馬を速く走らせるのが役割なのだろうと思っていましたが、そうではないんですね。

やはり、馬の特性に合わせて、その馬の「ベスト」を引き出せるように、レースの中で、駆け引きをしている。

このようなこと、競馬を知っている人からすれば、当たり前の常識なのでしょうが。

 

さて、競馬で走っている馬は「サラブレッド」と呼ばれる品種ですよね。

この「サラブレッド」とは、正に、競馬に使用するために作られた品種だそう。

命令をすれば、死ぬまで走り続けるという話を聞いたことがありますが、事実なのでしょうか。

そうだとすれば、何だか、悲しい。