僕と同じ世代の人は、「幻魔大戦」と言えば、劇場版アニメが公開された時に、テレビで放送されたCMを覚えている人も多いのではないかと思います。
「ハルマゲドン、接近」
と言う、キャッチコピーに、ローズマリー・バトラーの主題歌。
キース・エマーソンのキーボードで弾く音楽。
一度、聞いたら、忘れられない、強烈な印象を残すものでした。
さて、この「幻魔大戦」。
平井和正さん、石森章太郎さんの漫画があります。
この漫画「幻魔大戦」は、勝手に、「平井和正さんの小説を、石森章太郎さんが漫画にしたのだろう」と思い込んでいましたが、実は、この漫画の方が、オリジナルだそうですね。
ちなみに、平井和正さんの原作、石森章太郎さんの作画という訳ではなく、二人の共作ということのよう。
この「幻魔大戦」というタイトルは、秀逸ですよね。
得体の知れない敵との、大きな戦争が始まるということが、このタイトルを見ただけで、十分に、分かる。
この「幻魔大戦」は、超能力を使った戦闘が描かれる。
この「超能力バトル」を、最初に描いたのは、横山光輝さんの「バビル二世」だと、どこかで見た記憶があります。
子供の頃は、テレビアニメを見ていました。
漫画の方も、面白い。
ちなみに、石森章太郎さんは漫画で、平井和正さんは小説で、様々な「幻魔大戦」シリーズを手掛けているようですが、どれも、未完だということのよう。
それだけ、物語が、壮大なもの、と、言うことなのでしょう。
さて、平井和正さんは、漫画「8マン」の原作者としても有名ですよね。
この「8マン」について、少し、解説をしますと、警視庁捜査一課にある7つの捜査班の、どれにも属さない8番目の男ということで「8マン」と呼ばれることになる。
この「8マン」の正体は、アメリカで開発をされた戦闘用アンドロイド。
様々な性能を備え、最も、有名なのは、高速で走ることの出来る「加速装置」でしょう。
この戦闘用アンドロイドに、凶悪犯によって殺害された刑事、東八郎の人格、記憶が移植をされ、「8マン」として、活躍をすることになる。
やはり、石森章太郎さんの描いた「幻魔大戦」と、桑田次郎さんの描いた「8マン」を比べると、「8マン」は、少し、雰囲気が、古い感じ。
しかし、面白いことは、面白いです。