玉野市の玉原地域から荘内地域に抜けるところにある溜池の「天王池」。
以前、深山公園にある江戸時代に作られた「田井用水」の看板を見た時に、「中池」「タイズ池」などと同じ時期に、「天王池」も作られたと書かれていた記憶があります。
恐らく、この、天王池を守るために祭られている神様の社が、二つ。
一つは、東側、道路沿いにあるもの。
右手にある、古い石柱には、大正の年号が刻まれていました。
そして、池の北側。
堤防の上の道を、しばらく歩くと、鳥居があります。
鳥居の隣には、石灯篭と、天王池を改修した時に建てられたと思われる石碑が。
石碑を、拡大。
鳥居の奥、右手に、石段と、社が。
上の石柱には、昭和の始めの年号がありました。
石段の上から、天王池を望む。
やや、左に、目を移す。
堤防の上の道から、荘内方面を見る。
さて、天王池の横を通る道は、昔から、荘内方面と玉原方面を繋ぐ、重要な道だったのでしょう。
その道を守るために置かれたと思われる、お地蔵さんがあります。
天王池の北側、信号のところにある、お地蔵様。
可愛らしい感じです。
お地蔵様のある場所から、やや、玉原方面に登ったところに祭られている石。
この石の表面には、文字が刻まれていましたが、読めませんでした。
そして、昔から気になっていたのは、天王池から、荘内方面に下るところの、バス停のところにある石柱。
この石柱。
道路側が、正面で、この写真は、裏から見たところ。
正面には、何か、文字が刻まれていたのでしょうが、もはや、すり減って、見える状態ではありませんでした。
確か、この、天王池は、玉野市内では、一番、大きな溜池ではなかったですかね。
昔の人は、全て、手作業で、こういった、大きな溜池を作ったのでしょうが、農業のためとは言え、大変なことだったでしょうね。