今月11日。東京湾の沖合(千葉県館山市)で
深海サメのメガマウスが見つかって
NHKのニュースにもなっていました。
その数日後16日には
同じ館山市の沖合で
今度はジンベエザメが網に引っかかったんだとか。
どちらも、その場所で見つかるのは
珍しいそうです。
特にメガマウスは古い形態を保った種で
普通のサメとは違うところが多く
世界的に見ても捕獲・目撃例が少なくて
その生態は未解明な部分が多いようです。
深海魚が浮上してくると
「地震の前兆か?」と言われたりしますが
今回メガマウスが見つかったことで
やっぱり地震との関連を
指摘する人もいるみたいです。
深海魚と地震、というと
リュウグウノツカイがよく知られてるでしょうか。
最近に限らず、リュウグウノツカイは
定期的に浜に打ちあげられたりして
話題になりますね。
メガマウス
ジンベエザメ
リュウグウノツカイ
どれも、
前の記事で取り上げた漫画(とアニメ)
『海獣の子供』の中に出てきます。
主人公の住む町の海岸に打ち上げられた、メガマウス。
同じくリュウグウノツカイ。
ジンベエザメの大群に囲まれて
人間が泳ぐシーンは圧巻です。
ちなみに、『海獣の子供』の物語では
打ち上げられた深海魚は
「地震」と結びつけられてはいません。
この物語の中では、
いろんな不思議な出来事が描写されてるんだけど
それが示すのは一貫して「誕生祭」です。
星の
星々の
海は生み親
パンスヘルミア説を思わせる
「生命の起源」を宇宙とする考え方。
隕石を精液になぞらえ
「海のある星は宇宙の子宮」と表現している。
隕石と海、そして人間が結びついて
「誕生祭」が始まる…。
誕生祭の前兆を思わせるように、
メガマウスやジンベエザメ、
リュウグウノツカイが出てきます。
他にも、南の海にいるはずのジュゴンが
関東の海岸に現れたり。
地震の前兆と言われている現象を
「誕生祭」と結びつけること。
やはり、破壊と再生はセットなんだな…と。
そして、破壊と再生は
切っても切れない関係だけど
どっちにフォーカスするかを選ぶことはできる。
再生にフォーカスすればそういう現実が、
破壊にフォーカスすれば、それなりのことが…。
そんなことを
漠然と考えていました。
そんなとき、
こんな情報を見つけました。
この6月に、
宮城の海でも不思議なことが起こってたんですね。
うちで取ってる新聞(朝日)の県内版の記事。
「静岡から来た?世界最大のカニ」
ほとんどの水族館で見ることができる
足の長い、でっかいカニ。
世界最大の「タカアシガニ」ですが
それが、6月19日に
金華山沖で網にかかった、ということです。
タカアシガニは
日本近海の固有種と言われるものの
多くは静岡の駿河湾に生息していて
宮城で水揚げされるのは
前例がない、とのこと。
ちなみにこのタカアシガニ、
メガマウスと同じく
系統的に古い種で
生きている化石と呼ばれているそうです。
記事によると、
石巻までの500キロ、どうたどり着いたのか。
小さい時に流され、ここで育ったのか。
それとも海水温の変化に合わせて自ら歩いてきたのか。
あと、こんなことも書かれてました。
駿河湾の地元の沼津市には、
タカアシガニの甲羅に鬼の顔を描いて
魔除けにする風習があるという
メガマウス
ジンベエザメ
リュウグウノツカイ
それと、金華山沖のタカアシガニ。
海で起きるほとんどのことは
誰にも気づかれない
これは、『海獣の子供』の
登場人物のセリフですが
本当にその通りだな、と思いました。
今、海の中で起こっているのは
破壊(地震など)の予兆なのか。
それとも、再生(誕生祭)の準備なのか。
量子力学的には
意識を向けることで
「現実は変わる」とのことなので
いずれにせよ、
自分が心地よい方にフォーカスする
…ということなのかな~と思ってます。