先々週の金曜ロードショーで、『ジュマンジ』をやっていました。
ジュマンジといえば、昔ロビン・ウイリアムズ主演のを観たことあったけど、リメイクかな?
と思っていたら、20年後の新しいお話、になっていました。
これを息子ヒノデ(仮名)が気に入って、録画を繰り返し見ています。
彼の場合、気に入った映画を一時的に集中して、繰り返し見ることが多いんですが、その場合、最初から最後まで通しで見るんじゃなく、部分的に繰り返すことがほどんど。
DVDだと、決まったチャプターから見る、みたいに。
あと、エンドロールが好きで、文字がズラーっと並んでるのを、テーマ曲の鼻歌うたいながら飽きずに眺めていたりします。
今回のジュマンジは、金曜ロードショーの録画なので、エンドロールは見られませんけどねぇ。
ヒノデ君がこの2週間、毎日のようにジュマンジを(部分的に)見るのですが、「ジュマンジ」を見ると私は、ロビン・ウイリアムズを思い出し、ロビンウイリアムズを思い出すたびに、彼主演の別の映画『今を生きる』を思い出します。
映画の中で、ロビン・ウイリアムズは、全寮制の男子校で先生をしていてるのですが、その中で生徒たちに向けた言葉で、
Carpe diem. Seize the day.
というのが出てきます。
「Carpe diem(カーペ ディエム)」というのは、ラテン語で「一日の花を摘め」、「一日を摘め」なとと訳され、つまり英語だと「seize the day」、「その日をつかめ」となります。
そこからさらに日本語訳で「今を生きろ」となり、映画のタイトルになる、という。
ここ最近、やたらとこの言葉を目にします。
ヒノデ君がジュマンジを見るたびに「今を生きる」を思い出すので、脳が自動的に検索するのかもしれません。
人間の脳には、RASという器官(脳幹にある「網様体」という神経の集まり)があり、入ってくる情報を自動的にふるい分けているそうです。
何に注意を向けさせるか、何にどれぐらい関心を呼び起こすか。
逆に、どの情報をシャットアウトして脳に届かないようにするかも、瞬時に判断している。
特定の物事に関心を持つようになると、それに関連する情報がパッと目に飛び込んできたりすることはありませんか。
それもRASのなせるわざであるのだとか。
意識レベルのコントロールにもかかわっているそうです。
これは、そもそも人間の脳が、意識的にも無意識的にも、「見たいものだけ見える」ようにできている、ということですかね(笑)
話がそれましたが、とにかく、この2週間、やたらと「今を生きる」に遭遇するんです。
おとといは、お友達ととある講演会に参加してきたのですが、そこでもらった冊子にも、はせくらみゆきさんという画家の方の詩の中で「カルぺ・ディエム」という言葉が出ていました。
さらに、心理カウンセラー大嶋信頼先生のブログの中でも、「今を生きる」を発見。
「無意識を起動させて、目の前の現実を変えるための呪文」として紹介されていました。
「催眠」の手法でカウンセリングをされる大嶋先生のブログ、私は頻繁にのぞいてるんですが、「遺伝子コードの呪文」など、いろんな面白い呪文が紹介されてる中、このタイミングで出てきたのが「今を生きる」だった。
さっき日付を確認したら、大嶋ブログのリンク↑の記事は1月10日。
金曜ロードショーで、ジュマンジが放映された日でした。
大嶋先生も、ジュマンジ→ロビン・ウイリアムズ→「今を生きる」を思い出したのかな(笑)
ちなみに、本日1/17の大嶋ブログ「気分が沈むのは時間旅行をしているから」も「今を生きる」がテーマでした!
RASの機能にしても何にしても、人間の脳が、意識的にも無意識的にも、「見たいものだけ見える」ようにできているのなら。
今自分の見ているものが、気持ちを上向きにしてくれるものなのか、それとも重苦しくなるようなものなのか。
目につく記事や、何気なく耳にして印象に残った音楽や他人の言葉、全部がバロメーターになってるのかもしれないな…なんて思いました。
カルぺ・ディエム。今日という日の花を摘め。
「今を生きる」という言葉がやたら目につくなら、それを意識しとこうと思います☆
とりあえず、プライムビデオでロビン・ウイリアムズの「ジュマンジ」を発見したので、この週末にでもヒノデに見せてみようと思います。
新しいジュマンジは、すごろくというより、テレビゲーム的な設定だったけど、マリオにドはまり中のヒノデ君は、果たして古いジュマンジを気に入るのかどうか。観察してみよう。
それが「今を生きる」ってことなんかーい!というツッコミはスルーする方向で…