息子ヒノデのこと~発達の遅れに気づく~ のつづき
2歳すぎに、発達の遅れ(というか、異様な行動)に気づいて市の発達支援センターに直接電話し、発達検査・面談をしてもらったところ、「自閉スペクトラムについて」という書面を渡されました。
そして、三つ巴のうち三つとも当てはまり、発達に凹凸が見られる等の説明を受け、週一回の短期療育の枠に入れてもらったわけですが。
その後すぐ、療育以外に何かできることはないか、ネットにかじりついて情報収集をしました。
そこで、「バイオメディカル」のことなどを知り、すぐに実践することにしました。
試したことは、思い出せる範囲で↓になります。
全部同時に取り組んでたわけではありませんが。
◎GFCF(グルテンフリー/カゼインフリー)
◎農薬・食品添加物・加工食品等、徹底除去
◎各種検査(遅延アレルギー検査・毛髪ミネラル検査・OAT有機酸検査・CS便検査・遺伝子検査など)
◎遅延アレルギー検査結果に基づくアレルギー除去食
◎サプリメント・健康食品等摂取
◎キネシオロジーによるサプリメント選び
など。
こうした取り組みを、抵抗なくすぐに始めることになったのは、藁にもすがる思いだったというのもありますが、自分自身の体調不良で、妊娠前から色々な代替療法に興味を持っていたことが大きいと思います。
マクロビオティックや糖質制限なども試したことがありましたし、すでに海外からサプリを取り寄せることもしていました。
発達支援センターの面談で、「自閉症スペクトラム」についての書面をもらった直後から、保育園に入園するまでの約1年半、徹底的にやったのが、GFCF(グルテンフリー/カゼインフリー)と、農薬・添加物などの有害物質を避けることでした。
さらに、遅延アレルギー検査・毛髪ミネラル検査・OAT有機酸検査・CS便検査を受けて、その結果から必要な食品除去やサプリメントの摂取も始めました。
検査は、その後(5歳ころ)取り組んだエイミーヤスコプロトコルのものも入れて、結構な数をやりましたね…。
経験のある方ならご存じかと思いますが、海外に検体を送らないといけないし、何といっても値段が高い(>_<)
ここでは、検査をすすめる目的で書いているわけではないのですが、徹底した除去食とサプリメント摂取、ゆるくキレートサプリも試しながら1年過ごしたことで、遅延アレルギー検査と毛髪ミネラル検査で、かなり数値は下がりました。
写真は、遅延アレルギー検査の結果。
左が2歳半のとき、右が3歳半のときのです。
食品の項目ごとに、黒い帯で示された数値が高いほど、アレルギー反応が出ているということなのですが、右の表だと、明らかに少なくなっています。
特に、乳製品は大幅に数値が下がりました。
大豆も下がってます。乳製品の代替として最初は多用してたけど、とり過ぎは良くないと聞いて減らしたからかと。
↓1年後
肉類とナッツ&種子も反応しまくりだったのが
↓1年後
卵以外、全部基準値以下に。卵の数値も下がっています。
唯一、腑に落ちなかったのが、穀物の項目。
初年度の検査で、食べさせた記憶のないオーツ麦が高反応??と思いつつ、とにかく調味料レベルまで徹底的にグルテンフリーを実行。
なのに…ああそれなのに。
↓一年後
オーツ麦の数値はさがってるものの、
なぜか麦とグルテンの数値、上がっとる~~( ゚Д゚)
また、1年後に尿ペプチド検査も受けたのですが、こちらの結果は遅延アレルギー検査とは反対に、麦は基準値内で、乳製品の反応がH、高かったんです。
遅延アレルギー検査では小麦とグルテンがレッドゾーン。
尿ペプチド検査では、反対に小麦は基準値内で、カゼインがひっかかった。
1年半、小麦も乳製品も徹底的に避けてきたのですが、2つの検査結果からいくと、こういう場合は、引き続き「小麦も乳製品も両方除去しましょう」、となります。
でも、このあとすぐに控えていた保育園入園後、小麦は解禁して、乳製品と卵(遅延アレルギー検査で高数値だったので)の除去のみお願いしました。
その場合は、医師の診断書が必要なので、理解のあるお医者様に書いていただきました。
ちなみに、小学校入学後は、完全除去はなしで、毎日の牛乳のみお茶に変えてもらっています。
(こちらの地区では、牛乳を拒否するだけでも医師の診断書は必要です)
保育園入園までの1年半は、体に良くないものや、検査で合わないと出たものを徹底的に除去しながら、ゆるくキレートサプリも試しました。(αリポ酸やNACなど)
デトックスといえば、エプソムソルトで半身浴もしましたね。。。(今も時々)
また、OAT有機酸検査などの結果から、代謝の問題も想定して、必要と思われるサプリも、たくさん取り入れました。
それを1年半続けた結果、上記のような遅延アレルギー検査での変化以外に、毛髪ミネラル検査でも、水銀・鉛・アルミニウムなど重金属(有害ミネラル)の数値が、すべて下がっていました。
そのようなわけで、GFCFなどの食事制限やサプリの摂取をすることは、一定の効果があると思っています。
ただ、我が家の場合、検査結果からは明らかな改善が見られましたが、症状の改善はゆるやかで、小麦を解禁したり、その後保育園年長のときにサプリを一気に全部やめてみたときも、後退はほどんど見られませんでした。
あ、だからといって、症状の改善が見違えるほどではなかったから、小麦を解禁したりサプリをやめたわけではないんです。
IgEアレルギー(即時型アレルギー)は陰性なのに、小麦除去の診断書をとるのはハードル高そうだし、保育園からのツッコミも厳しくなりそう、メニューの違いも大きいだろうから、子どもが気にするかもしれない、など、考えた結果でした。
サプリをやめたときも、あるきっかけでしばらくサプリをやめてみたら、全然後退が感じられなかったので、そのまま「もういっか」となったというか…。
何が言いたいのかというと。
徹底した食事管理やサプリの摂取について、今現在頑張ってる方、やろうかどうしようか迷ってる方、否定的な方、興味なしという方、いろいろだと思うのですが、いずれの立場の方に対しても、「やった方がいいよ!」とも「やる必要ないよ」とも、言えないな、ということなんです。
発達障害や病気のあるなしにかかわらず、口に入れるものはやっぱり大事だと、心から思います。
でも、やるにしてもやらないにしても、どういう「意識」でそれを選択するか、それが一番大きいな、と実感してるんです。
徹底的な食事管理は、とても効果的ですが、手間のかかることでもあります。
それを楽しみながら、「必ず改善する」と信じて取り組むのと、ストレスを感じながらも我慢して「本当に効果があるのか」と不安に思いながら取り組むのでは、同じ人間が同じことをやっても、おそらく結果は違う。
そう思わざるを得ない経験を、いっぱいしてきました。
前者と後者の違いは、意識、考え方の違いですが、その根底にあるのは、「自分への信頼」なのかな、と感じています。
では、「自分への信頼」を取り戻すには。「意識」を変えるには。
自己啓発的な方法とか、いろんなやり方があると思いますが、個人的には、食事を変えることで「脳を変える」ことも、方法の一つだと思っています。
食事を変えることで、発達障害や病気の症状が改善される例が多いのは、症状の治癒・軽減に直接効くということだけでなく、脳が変わることで「考え方」、つまり意識が変わるということが大きいんじゃないかな、ということです。
話がそれましたが、小学校に入った現在は、小麦・卵・乳製品を解禁しただけでなく、徹底的な食事管理はしていません。
とはいえ、給食の牛乳は外してもらっているし、調味料と油には特に気をつかい、農薬や添加物は極力避ける、医薬品はほとんど飲まずに、オメガ3やプロバイオなどのサプリはとったり…ということを家族ぐるみでしてるので、周りの人からみたら十分健康オタクに見えることでしょう(笑)
とはいえ、食事管理がゆるくなった今も、新しい情報があると、つい試したくなったりします。
メタトロンもやってみたし、この次何か検査するとしたら、PRA毛髪検査が面白そうだな、と思っています。
最近は、何か新しいことを始めるとしたら、「面白そう」「楽しそう」を基準に考える日々です(*^-^*)