その日、私は、主人と上の子と体育祭を見学していた。
種目は、徒競走。
6人で、スタート。
第一コーナーを曲がり終えた直後、前を走っていた子が、下の子の前に転がった。
瞬間。
その子供を避けようとして、レーンの外側へ転んだ。
下の子は立ち上がりそのまま小走りで、ゴールした。
嫌な感じがした。
携帯で、転んだシーンを撮っていたが、確認する気持ちにもなれず。「ちょっと見てくる」と主人と上の子に告げた。主人はうなずく。上の子は携帯ゲームをしていた。
救護室。
パーテーションで区切った空間の簡易ベッドの上に、下の子が横になっていた。
先生達が言う、
「捻っただけですね。腫れてもないし。」看護師も言った。
「お母さん今日は1日様子を見てくださいね。」
そのまま返すつもりらしい。
確かに腕は腫れてなかった。が、顔色が違った。
『なんとも無くても良いので、これから、病院に連れて行きます。』
『その方が安心だし😊』
タクシーで、私と担任一人がついて、病院へ。
レントゲン2方向。
続く。