レポート課題 | みっちゃんの夢とつぶやきを語るノート

みっちゃんの夢とつぶやきを語るノート

はじめまして!みっちゃんです。
2019.8.29ブログ再開します!笑
保育士5年→大学(キリスト教福祉学、介護福祉)→保育士(同じ保育園)→結婚、出産、育休、現在に至る。目指せ、キリスト教教育の実践✨

「介護現場の問題を考える」①


自分は介護の現場で働いた経験があるわけではないが、日頃の学習と、2回にわたって行った実習の経験、また、大学に入る前に働いていた保育園での現場の経験から、今の介護現場にどのような問題があるのかを考えていきたい。

介護の勉強を始めてすぐ感じた違和感は、「介護指針」のようなものがないことだ。(単に私があるのに知らないだけなのかもしれないが、全国の介護福祉士で統一された介護指針というのは、聞いたことがない。)

保育現場では、「保育所保育指針」があり、保育士を目指す学生時代から、その勉強をし、働きながらも、その指針の勉強会を持ったり、自分たちの保育がそこから離れていないかチェックしたり、それをもとに、保育計画を立てたりしていた。その指針には、当たり前のようだが、一番大事にしないといけないことが簡潔に書かれていた。子ども一人ひとりの人格を尊重することや、各年齢の育ちの目安、また、多職種間の連携、家庭支援、色々なことの指針が書かれていた。日々の業務に忙しくなっても、「理想」「目標」に立ち返る為の、手っ取り早い方法が「指針」を見返すことだったかもしれない。

しかし、介護の現場では、それがないように思う。それが不思議で、ある授業で、先生に質問したことがある。その先生の答えは、「それを今の私たち、君たちがつくっていけばいい!ないものはつくっていけばいい!!」という熱い答えだった。それを聞いてようやく、介護というものが「専門職」として社会に存在するようになって、まだ日が浅いということを理解したのである。つまり、介護という仕事の社会的認知度が低く、その専門性に統一された基準が示されていないのである。

介護現場の問題点を考えたときにまず出てくるのが、労働時間と給料、人員など働く環境の問題、そして、上に挙げたように、介護の社会的な基準、質、専門性の問題などである。大きく分けると、働く環境と、介護福祉士の専門性という質の問題の二つということになる。

ここで問題なのが、介護福祉士にとっての働く環境は、利用者に取ったら、大事な「生活の場」であるとうことだ。つまり、効率よく仕事をこなすことが、逆に、介護の質を落としているという危険性があるということである。そのことを頭に置きつつ、働く環境について考えてみたい。まずは、労働時間である。介護の現場では、決められた時間内で仕事を行い、決められた時間に仕事を終えて帰るということは難しいだろう。それは、目の前の人のケアをすることが仕事であるからである。時間だからと目の前で苦しんでいる人をほっとけないだろうし、切り上げることはできないだろう。「こういう介護がしたい!」という理想が強い人ほど、人に尽くそうと頑張るあまり、自分の休憩時間が取れなかったり、仕事が山積みになって、働いても働いても“間に合わない”というような状況になる。そして、疲れすぎて知らず知らずのうちに、“バーンアウト”という状態になってしまうことも考えられる。

それを打破するためには、人員を増やすということがある。しかし、人件費は一番経費として掛かる部分で、なかなか、福祉現場で人員をオーバー気味で雇ってくれるところは少ないだろう。人がいれば、利用者のために尽くしているケアスタッフのフォローを陰でこつこつする人を確保できたり、担当する利用者の人数を減らしたりできて、一人に負担がいかないという改善につながるのではないだろうか。そして、一人ひとりの余裕が、丁寧なケアにつながっていくだろう。保育園で働いていたころを振り返ると、保育園では、何歳児は何人に一人の保育者という基準があるから、その基準以上に保育士を確保をするのは、やはり難しいことであった。私がいた保育園では、基準以上の保育士はほとんどいなくて、休みを取るのも一苦労であった、しかし、他の園の様子を聞くと、パートが何十人もいて、各クラスの先生を補うためについている、ということも聞いたので、人件費はかかるだろうが、そのようにしていくことも可能なのだろう。介護現場でも、そのように、パートのケアスタッフで、フォローしていければよいのでは、とも思うが、そこには求めても人が入ってこないという実情もあるのかもしれない。

給料が低いという問題である。

自分の主観的な考えでは、現場で、尊厳を大切にケアする専門家ほど、尊い仕事はないと思うが、世間の評価はそうではないようだ。なぜ、このような大事な専門家を大事にする社会でないのだろうか。

また、パートなどで人員を確保しても次の問題がある。人を増やすと質が落ちる、という、「質」の問題である。「正職ではなく、パートですから、私はこれだけの仕事しかしません。パートなんで・・・」という人は多いように思う。プロ意識も低い人が多いように思う。また、スタッフが多くなると、教育するのが難しくなるだろう。スタッフはたくさん必要であるが、質の良い専門家をたくさん必要としているのであって、そこまでの意識がない人を教育していくのも大変なことだろう。また、パートの教育だけでなく、冒頭に書いたように、指針となるものがなく、教育もそれぞれの施設に任せられているので、介護福祉士自体の質にばらつきがでるのも当然の問題である。