<脳梗塞による片麻痺がある人の理解>
参考:脳梗塞大辞典
【着替え】
洋服を着る時は、かぶるものよりも“前開き”タイプの服がおすすめです。
脳梗塞の障害により片側半分が認識できない「半側空間無視」の場合、服の片側だけが乱れたままになりやすいので、整えるように意識します。
【爪きり】
片麻痺があると、麻痺していない方の手の爪を切るのが難しくなります。
そこで、普通の爪きりを専用の土台にセットして、麻痺側の手を使って麻痺してない方の爪を切ることができる、自助具もたくさんの種類があります。
食事に利用したような、滑り止めマットを使ってより安全に爪を切ることが出来ます。
【入浴】
入浴は出来ればトイレと同じように、自分の力で行いたいものです。
脱衣所や浴室内を利用しやすいように改修することで、1人で入浴ができることは少なくないのです。
手すり・浴槽の渡し板・いすや転倒防止のための滑り止めマットなどを設置して、患者さん自身の力で入浴が行えるようサポートしてあげたいものです。
また、浴槽に入りやすいように浴槽を高さの低いものに変えるのもひとつの手ですが、費用もかかりますので十分に家族内での相談が必要です。
※浴室内には手すり、滑り止めマット、浴槽の縁には渡し板(バスボード)が、設置されているという前提でのすすめ方となります。
【食事】
一番回復が早いといわれている「日常生活動作」のひとつで、1日3回の食事が必然的に訓練になるため、続けやすいのです。
・利き手でない手や麻痺側の手にも使いやすいように工夫された、スプーンなどの柄が太い物や、温めることで手の形にフィットさせることのできる物、トングのようになっているお箸などもあります。
・コップは、陶器やガラス製などではなく、軽くて割れにくいプラスチック製で、「大きな取っ手」がついているタイプのものが使いやすいです。
・フチが斜めにカットされているお皿は、ご飯やおかずをスプーンなどですくったり、箸で挟んだりする時に便利な食器です。
浅くなっている方からすくい、高い方のフチに沿ってすくい上げるようにすると、うまく取ることができます。
・食事をする時に、滑り止めつきのゴム製マットを使うと、片手が使えなくても食器が滑らないため、食べ物をすくいやすいです。