香港から世界のChina townへ(浄土真宗親鸞会講師の記録)
(9月17日 ミシガン州アナーバー仏学社にて)

★アナーバー仏学社

17日夜は、アナーバー仏学社での法話だ。
10年前、ミシガン大学に留学していた台湾人学生など
の発案でできた中国系の仏教団体だ。

戴さんもここのメンバーで、彼女が最初に挨拶をした。

「6月に日本に行き、浄土真宗親鸞会の高森先生の
お話を聞かせて頂き、とても感動しました。また親鸞会
には若い人、それも男性が多いのに驚きました。
是非、今回みなさんにも阿弥陀仏の本願を聞いて
もらいたいと、招待しました。」と挨拶。

その場所は、中国仏教の三仏(中央が釈迦如来、
左右が、阿弥陀如来と薬師如来)を本尊としていた
ので、持参した携帯用の六字の御名号を御安置して
法話を始めた。

参詣者は二十余名。

禅宗、密教など色々な僧侶がきており、皆が浄土の教え
を求めているわけではない。その為、戴さんから、
「とにかくうるさく質問する人が多いので心配です。」
と聞いてはいたが、話しはじめて、5分で、もう質問だ。

「阿弥陀仏が釈迦牟尼仏の師匠なんて

聞いたことないわ。

どのお経に書いてあるのですか?」

早速、阿弥陀仏とお釈迦様の関係から納得いかないとの
ことだ。これは香港にいる時から何度も受けている質問だ。

その時、すかさず、大無量寿経の、

「無量寿仏 威神光明 最尊第一 

諸仏光明 所不能及」

を出した。親鸞聖人、蓮如上人の根拠では納得しない
人達には、ここを出せばいいとお聞きしているので、
すぐに出して、丁寧に説明すると、納得せざるを
得ないようだった。また、補足として、阿弥陀経の
六方諸仏の証誠も話し、大宇宙のすべての仏が
阿弥陀仏の偉大さを褒めたたえ、最も尊敬して
おられることを話した。


戴さんいわく、ミシガン大学で、博士や修士をとった人
達ばかりで、皆、自惚れが強い、とのこと。

人間皆、自惚れのかたまりであり、こちらもその質問を
縁に、真実開顕できるから好都合であり、望むところだ。

その後も、話の途中に何度も手が挙がり、質疑応答を
繰り返したが、すべて答えきった。

その中、本当に弥陀の本願が聞きたくて、一座もかかさず
来ておられる、大変、御縁の深い方もあり、戴さんと相談
し、翌18日は、その方々だけに声をかけ話すことにした。

≧(´▽`)≦