<1998年5月7日>

★王舎城の悲劇中国語版上映!

 マレーシアは、出版物の持ち込みに対し、厳しい規制をしている

 ため、アニメは、王舎城、親鸞聖人とも1セットしか持って行けな

 かった。特に、「王舎城の悲劇」だけは、何としても、見てもらい

 たいと思っていたが、なかなかチャンスがなかった。

 最後の日に1日追加して、質問に答えることになったが、ここで、

 一計を案じた。質問には、勿論答えるが、5日間話したことをまと

 めた、素晴しい、アニメがあるので、30分でいいから上映したい

 と「居士林」の担当者に打診したのだ。「それくらいの時間なら、

 いいですが、質問には、必ず答えて下さいよ。」

私「分かっています。もし、時間が足らなかったら、夜中までかかっ

  ても答えますから。」

 実際、真面目な質問ばかりであった。しかし、ここをのがしたら、

 この人達は、一生アニメと御縁がないかも知れないと思い、手配

 を依頼した。

 上映をはじめ、30分過ぎたが、そのまま続けた。40分過ぎに

 止めた。

私「いいところですが、質問に答えねばならないので、やめます。

  それとも、最後まで続けますか?

  どうですか? 続けて見たい人、挙手して下さい。」
 
 すかざず、今回手配した方が言った。

 「この後がすごいんですよ!続けて見たほうがいいですよ!」

 いいところで、止められた人達は、見たい一杯で、大半の人が、

 賛成した。

 担当の人も同意し、終わりまで続け、最後に15分ほど質問に

 答えた。世界最高希有のアニメを見せて頂いた人達は、大いに

 喜び、満足した。

 その夜、次の日などに残りの質問に答えたのは言うまでもない。

★分かる人には

 福大出身の黄さんもそうだが、その奥さんが特に御縁が深い人

 で、家に招かれはじめて分かったが、4人のお子さんのうち、
 
 3番目の子供さんのことで大変苦しんでおられ、そのことを縁に

 仏教を聞きはじめたようだ。

 アニメを見た、奥さんが言われた。

 「以前、自分で注文して、同じようなアニメを買いましたが、

  全然違いますね。こちらがずっと、素晴しいです。」

 黄さんの奥さんは、日本のある団体の「王舎城」を、台湾の

 仏教団体が、吹替えしたものを、すでに見ていたのだ。違いが

 歴然としていると驚いておられた。

 更に、言われた。「私は、前から、阿弥陀仏の教えを聞きたいと

 思っていたのですが、中国仏教では、詳しく話す人がありません。

 これからどうしたらいいのでしょうか。」と。