こないだMr.KINGが載った時もそうだけど、買った時にはいつも楽しみにしていた光一くんの連載がまとめて読めるので早速購入



とても興味深くて、一気に読んでしまった!
タッキーの10000字も前にエントリーあげたけど、やっぱり自分の目指すべきジャニイズムを極めて、さらに人の上に立つ立場にある人たちは言うことが違う…
金言がたくさんあった。
特に印象に残ったことをメモ

ステージ作りの原体験は、ジャニーズJr.の頃出演していた『アイドル・オン・ステージ』
既存の曲を好きに選んで、歌って踊るという感じだった。
Jr.ながらに、自分たちのパフォーマンスは自分たちで考えるというのが当たり前だと思っていた。
その後コンサートの構成にも挑戦。
先輩のバックに付いて色々見てきたことが経験としてあった。
いつも考えていることは、「限られた予算、限られた時間、限られた条件下で、いかに工夫するか」ということ。
“その時にできる最善の策を模索し続ける”という作業が、僕にとってのエンタテインメント作りですね。
2000年から始まった『SHOCK』
2005年に光一くんの意向により脚本を根底から見直し、『Endless SHOCK』に生まれ変わった。
ジャニーさんのイズムを引き継いでいかなきゃという意識が大前提にあるわけではないですけど、ただ、ジャニーさんにNOと言われるものはやっちゃいけないな、とは思っています。『SHOCK』はジャニーさんの強い思い入れの中で始まったものですから。
さすがジャニイズムの正当な後継者である光一くん…
ジャニーさんに言われるがままではなく、意志を汲み取った上で自分なりのジャニイズムに消化していく姿勢は、まさにジャニーさんの望むものなんじゃないかなぁ。
しかし、光一くんも最初から今のようにできたわけではなかったと。
2004年頃は若さゆえイライラしてしまうこともあったと言う。要は自信がなかったんでしょうね、と光一くん。
自分と違う意見を受け入れられない時って、「こうやりたい」と言いながら実は「これしかできない」なんですよ。
舞台に限らずですけど、自信のない状態でやってることって、結局相手に何も伝わらないんですよ。自信のなさはどこかで必ずボロが出ちゃいますから、僕の仕事で言えば、見てくれる人たちに何も残せないんです。かといって、勘違いした自信を持ってやられても、相手は引いちゃうだけ。
そうじゃなくて、いい意味で自信を持てるようにならなきゃいけない。そうなると、たとえ下手クソでもある種の説得力を持つことができますから。
さらに、自信を得るためには周到な準備や稽古が必要になる、と語っている。普段から並々ならぬ努力をしている人だからこそ、言えるし、説得力を持つ言葉…
光一くんとはちょっとフィールドが違うけど、健人くんとかもそうだなーってこの部分読んでて思った。Jr.時代から自分なりの自信というか信念(?)を持ってgoing my wayな“アイドル”に取り組んでいたからこそ、今の健人くんがあるなーと。規格外というか、独自路線すぎて若干引いてた面もあるけどw自信を持ってやり続けた結果、今となっては“ラブホリ芸”にまで昇華されて世間に認知された感ある。
ファンは好きなアイドルを見て、崇め奉る立場だから、アイドルが自信を持って輝いている姿はやはり魅力的だし、大切だなと改めて。
自分の限界を攻めていくと、自分発見につながる。できあがっていくものがすごいと思いながら作業できると、自信が沸いてきます。そして、「こんなにすごいものを作っているんだ」と個々が思い始めると、それをはやくお客さんに見せたいという気持ちに変わっていく。すると強い精神状態ができる。
光一くんのこの言葉を聞いて思い出したのが、かいちゃんのこの言葉↓
光一くんの言葉は、トラヴィスの振付の厳しさを体験した中で語られているものなんだけど、小さい頃からダンスの世界で生きてきたかいちゃんもきっと同じような体験をしていたのかなぁと思った。
コンテストに出て賞を取ったり、パフォーマンスをいろんな人に見てもらって評価されたり、自分を追い込んで努力して得られるものを知っているから、頑張れるのかなぁ…
Myojo Liveの今回のJWリハの裏側でも、『“みんなにすごいね!”って言われたいんだよ』って頑張ってたもんね(;_;)
光一くんが言うように、かいちゃんはすでに“強い精神力”を持っている気がする。
さらに、これに通じることを、舞台の“演技”という観点でも光一くんはこう語っている。
恵まれていない世の中のほうがストーリーが生まれる。なのに、恵まれた世の中でないとそのストーリーを見る人も演じる人もいなくなってしまう。皮肉な話です。だからこそ、こういう表現の仕事をしている人間には“自分を追い込む作業”が必要だと感じます。
では、どうやって追い込むのか。悩むことです。満足しないこと。常に「もっともっと」と思って満足しなければ、必然的に追い込まれていきますから。
これも、かいちゃんがすでにいつもやっていることだと。
だから、JWで見たかいちゃんは毎回新鮮な感動を与えてくれて、舞台にいるあいだ中、常に無駄な時間がなく、素晴らしい演技を見せてくれていたのだと思える。
あまりにかいちゃんが現状に満足せず、常に上を目指して頑張りすぎるから、心配になることもあるけど、表現者であり、エンタテイナーであるには必要な、凡人には理解できない領域なのかもしれない…
長い公演期間中、殺気や緊張感をキープする秘訣?それは何に気をつけるということではなく、その気になって体を動かしていれば勝手に出てきます。だから毎公演同じ動きをしていても、慣れて気が緩むことはありませんね。
↑全JW出演Jr.(一部デビュー組も含む)に捧げたい言葉

ほんとにジャニーズの教科書としてみんな読んだらいいのに

まぁ、“ジャニイズム”は誰から教えられるものでもなく、自分で見つけて覚えていくものなのかもしれないけど。
結局のところ、タッキーも言ってたようにどんな分野においても『自分で自分を磨き続けられる人』が生き残れる世界なのかも。
光一くんは、「今この時、自分に何ができるか」にすべてを注いでいきたい。
とも言っていて、やはり、目の前にあることを常に全力で頑張れる人、それが続けられる人が輝ける世界なのかなぁ。タッキーも光一くんも、それぞれ違うけど、根底にある“ジャニイズム”はやはり共通している気がする…
光一くんは、私がずっと疑問に思っていた、『ジャニーさんはどうして悲劇を追い求めるのか?』ということにも答えをくれた。
悲劇の類を好きなのは、今の自分が幸せだからなんですよね。日常が平和だから、エンタテインメントで悲しみ、苦しみを求めることができるというか。
………!!!
プロデューサーは幸せだったらしい(/ _ ; )
なんか、とても、救われた気持ちになった…
よかったね…ジャニーさん(/ _ ; )←
技術的な面では、フライングについてもとても勉強になった^ ^
かいちゃんたちが12月のハンガーフライングでやってたのは“手かけ”で、2幕のKINGコーナーでかいちゃんがやってたのは、“1点吊り”。紫耀くんが竜退治のところで1人でやってたのが“2点吊り”。
フライングにも、色んな種類があるらしい。
“手かけ”って腕力次第なんで、やりたがらない人もいるみたいです。普通のフライングに関して言えば、僕は2点吊りが嫌いなので、もっぱら1点吊りばかり。
光一くんの好きな1点吊りをやっていたかいちゃん

かいちゃん、きれいに飛べるように光一くんのフライングの仕方を研究してたんだもんね。(今月のPOTATOで話してた)
さすがストイックかいちゃん!
あと、個人的に驚いたのは、本番用の衣装は1着しかないということ。
すべて洗って・乾かしての繰り返しって、なんて原始的な…スペアがある訳ではないんだね~
1日2公演あったりするのに、すごい。
素晴らしい舞台は、舞台に立つ人だけでなく、それを影で支える多くのスタッフさんたちのおかげで成り立っているのだなぁ…
まだ本全体の1/3もいってないだけど、キリがないので特に印象に残ったことだけ。
本を読んでから、改めてSHOCKが観たくなった!
チケット探そうかなぁ( ´ ▽ ` )ノ←
ダンスについてのお話もとても興味深かった!
義務教育でダンスが取り入れられることについて、光一くんは以下のように言及している。
ダンスをしてる時って心がオープンになるから。というか、オープンにしないとできない。外国では自己表現をしない人がいじめられて日本はその逆といわれますけど、時代も変わってるわけだし、自分の体を使って表現する術を増やせるのなら、こんな素敵なことはないと思うので。
ダンスは心がオープンになるのかぁ…
幼稚園の年長さん(5歳?)からダンスをやってたかいちゃんは、“自分を表現する手段”として、やっぱりすごい武器を持ってるんだなぁ。
そして、すべてのダンスに共通してベースになるのはバレエだと、光一くんも言っている。
(キリがないからここまで、と言いながら追記してしまった
)

最後にちょっと怖い話な地方公演について。
博多座は帝劇を代表する人気演目である『ミス・サイゴン』を博多でやりたいということで建てられたらしいと聞いたことがあります。
だから、舞台の懐の深さとか、帝劇を意識して造られているんです。
SHOCKを地方でやる際に実現できそうな会場として最初に挙がったのが博多座であり、2012年に博多座での公演が実現して、ノウハウがあったから梅芸でもできたと。
ということは、JWもできるね…?
なんて、怖いからあんまり考えるのやめよ~

裏側の色んな写真も見れて、とてもよかった。
貴重なジャニーズエンタテインメントの資料だった

連載は続いているので、また第2弾にも期待したい

ジャニーズには、本当に色んな先輩がいて、それぞれが、それぞれの分野で、自分なりの“ジャニイズム”を極めているから面白い。
かいちゃんは将来どんな風になるのかなぁ…
帝劇の座長になる可能性だってあるかもしれない…
かいちゃんは可能性無限大アイドルすぎて何にでもなれてしまうと思うけど(もはやジャニーズにもとどまらず…でも、私はジャニヲタでしかないからジャニーズにいてくれたら嬉しい…)、かいちゃんがやりたいと思うことが、やりたいようにやれる環境でありますように

これから先が楽しみだ

かいちゃん、速読の本もいいけど、光一くんの本も読んでみてほしいな^ ^
