当塾では無料の受験相談も受け付けているため、日々様々なお問い合わせがあります。

その中でも参考書・問題集に関する質問の割合が非常に高いと感じています。

 

今回は基礎固め、基礎の勉強をするための参考書・問題集についてまとめていきます。

 

 

まず、基礎固めとは具体的にどのようなものか。

英語であれば英単語帳や文法を体系的に学ぶ文法書

数学・理科であれば教科書レベルの問題集

社会であれば一問一答

(国語の基礎固めは長くなるので割愛します)

のようなものを指します。

 

入試を想定した問題集や過去問を集めたような問題集ではなく

『教科書で学んだ内容を理解できているか』を確認するための問題集や参考書をイメージしてもらえれば良いです。

 

 

そして、このような参考書・問題集は基本的に1冊を完璧にすることを意識して勉強を進めていきましょう。

 

 

例えば

「単語帳を複数冊使って暗記をしたほうが暗記できる単語量が多くなるのでは?」

というような疑問をぶつけられることもありますが、必ずしもそうではありません。

 

 

具体的に説明すると

受験対策のためにまとめられた有名どころの単語帳は掲載されている単語にそれほど大きな違いはありません。

どの単語帳も受験で頻出の単語をまとめているのですから、同じような単語が掲載されて当然ですよね。

むしろ他の単語帳と全く違う単語ばかり掲載されている単語帳があれば、それは頻出の単語が掲載されていない可能性が高いでしょう。

 

つまり、どの単語帳を使っても暗記する単語に大きな違いはないのです。

それは英文法や数学・理科の教科書レベルの問題集でも同じことが言えます。

基礎固めの参考書・問題集というのは掲載されている内容が似てくるのは当然のことなのです。

 

 

では、それぞれの参考書や問題集でどのような違いがあるのかですが

それはまとめ方や解説に違いがあります。

 

単語帳の例で続けると、単語帳によって下記のような違いがあります。

  • 単語の順番
  • 単語のまとめ方・カテゴリ分類(「生活に関する単語」「SVOCで頻出の単語」など)
  • 例文
  • 関連する単語 など
掲載されている単語に大きな違いはありませんが、それのまとめ方や例文など細かなところに違いが出てきます。
 
単語帳を始めとした、基礎固めのために使う参考書・問題集は
有名どころで自分が見やすいなと感じた1冊を選んでおけば間違いありません。
 
 
大学受験の英単語帳であれば下記のようなところですね。
  • ターゲット
  • システム英単語
  • DUO
  • LEAP
  • Data Base
 
そして、これまでの説明を読んでくださった方ならもうイメージできると思いますが
これらを複数冊使って勉強することにあまり意味はないですよね?
 
同じレベルの単語帳を複数冊勉強しても暗記できる語彙数はさほど増えません。
ターゲットを7割、システム英単語を7割暗記できたとしても、その暗記した単語はほとんどが被っているでしょう。
 
それであれば確実に1冊を完璧にしたほうがよっぽど効率良く勉強することができます。
 
 
そのため基礎固めのための参考書・問題集は1冊を完璧にすることを意識して勉強を進めてください!
それができた段階で、レベルを上げた参考書・問題集に取りかかることで成績を上げていくことができます。
 
 
以上、基礎固めの参考書・問題集についてでした。