ロックダウンで、家庭内暴力が増えていると聞きます。
外出が出来ない状況で逃げ場がなく、いつ終わるかも分からない。こんな状況は想像するだけで震え上がるほど恐ろしいことです。

経済的に苦しい人もたくさんいるでしょう。
米国や先日トロントで行われたデモも、一見、「デモをすることで大人数が一ヶ所に集まるなんて、なんと愚かな」と思いますが(私も思いました)、でも彼らからすればそれほど切羽詰まった状況なんだと思います。

そのなかで、在宅勤務をさせてもらえる自分はとても恵まれていると思います。

周りが苦しい状況でこういうことを言うのはとても心苦しいですが、この状況になって、得るものが沢山ありました。
まずは、娘との時間。
普段は娘は10時間以上、学校と学童で過ごします。家に帰っても晩御飯の準備など、家事に追われロクに構ってあげることが出来ません。週末もしかり。
でもロックダウンのお陰で娘と一緒の時間が増えました。

この間、娘が自転車にようやく乗れるようになりました。

ロックダウンがなければ、これほどの時間を自転車の練習に割いてあげることは出来なかったでしょう。

主人との関係もしかり。
ロックダウンの直前、実は私は別居を考えていました。ロックダウンの最初の頃は、家族で家にいなければいけない状況が辛く思いました。でも1ヶ月が経ち、刺々した氷が溶けたかのように、とても穏やかな時間が夫婦の間に流れるようになりました。


現在、苦しい状況にいる人もたくさんいると思います。

その人たちが少しでも早く安らぎを得ることが出来るよう、今自分に出来ることを精一杯やっていきたいと思います。