私は人は生まれながらに平等に才能や能力を持っていると信じています。それを生かすも殺すもその人次第。
それと同様、人は平等に優しい心を持っていると思っています。
生きていく中で環境によってそれが変わっていくだけだと。

だから私は性善説を信じています。

そのため、凶悪犯や虐待で子供をあやめてしまう人の背景にとても興味があります。
あの人たちをこんな風に変えてしまったのは何だったのかと。

そしてうちの場合。
彼がうつになった原因は何だろうかと。

旦那は小さな頃から母子家庭で育ちました。
母親が生活に疲れ育児放棄に近い状態になったときも兄弟で乗り越えたそうです。
一番愛情が大切な時期に十分な愛情を注いでもらうことが出来ませんでした。

一方、私の父はギャンブル好きで、母はいつも泣いていました。幼い頃から自分は男性に頼らず一人で生きていくと思って生きてきました。愛情は永遠でないことは幼いうちからとうに知っていました。

愛情不足の子供の自尊心は低いと言われています。
その愛情不足で自尊心の低い男性と、強くありたい愛情薄い女性。平坦な道でないことは明らかだったのかもしれません。

もちろん、何もかもを肯定するわけではありません。自分を認めてそれに打ち勝つことはその人本人の課題です。

ひとつだけ言えることは、どんな状況であっても
娘にそのような後遺症を残したくないということ。
彼女が将来苦しむことのないように、精一杯愛情を注いで守ってあげたい。
次世代に残しては絶対にいけないと思うから。