主夫になりたい男性は日本で35%以上にも上ると何かの記事で読みました。

ふとした時に思うのが、「どうして私は彼が主夫になることを受けいれることができなかったのだろう」と。

 

主人が主夫になりたいと言ったことはありません。

でも、うつになって、社会復帰に自信がなくなった様子でしたが、買い物、洗濯などの家事は一生懸命してくれました。最後のほうではごはんも作ってくれていました。

 

特にこちらでは特に移民の人は賃金が安く、仕事の二つ、三つの掛け持ちは珍しいことではありません。私の会社にいる中国人の多くも、朝は会社員、夜はレストランでウェイターなんていうのが当たり前だったりします。

子供の教育のため、裕福な自国での生活を捨てて、自分のキャリアも捨てて、必死にこうやって働いている人がたくさんいるのです。同時に奥さんは家庭を守る。それが当たり前の家庭がたくさんあります。

 

そこで、おもうのです。なぜ私は夫に対してそれができなかったのか。どうして主夫という選択をさせてあげることができなかったのか。

 

副業と言っても、きっと周りの移民の人たちの仕事量に比べるときっと私なんて全然大したことはないと思うのです。

それでも私は絶えることができなかった。自分だけがしんどい思いをしているように感じて仕方がなかった。

 

次第に夫婦間の溝が埋められないところまで深くなってしまいました。

 

もちろん自分を責めているわけではありません。

元に戻ろうと考えているわけでもありません。(時々まだ揺らいでしまいますが)。

でも前に進むために、きちんと彼だけでなく自分と向き合うことはとても大切なことです。

 

そうやって人は成長していくのですから。