旅2日目、九木港沓崎灯台を訪問するため、JR熊野市駅からJR九鬼駅に移動する。

 

 

 

黒の碁石の原料となる熊野市特産「那智黒石」

 

9時前に九鬼駅に到着。

 

 

九鬼駅から橋を渡り、九鬼町へ歩みを進める。

九鬼駅から九木港沓埼灯台までは約2km、散歩がてらにちょうど良い距離だ。

九鬼町は九鬼水軍発祥の地として知られています。

九鬼水軍は石山本願寺攻めで信長方の水軍として参戦、第二次木津川口の戦いにおいて、初めて大砲を積んだ鉄甲船(鉄板で装甲した巨大安宅船)で本願寺方の毛利水軍を打ち破った事で有名です。

 

九木漁港の様子

 

程なく、九木神社の鳥居前に到着。

 

 

灯台へは石段を上がって境内に入らずに、右手の通路(場所)を進んでいく。

 

 

途中(場所)までは暫く、緩やかな上りの山道が続く。

 

 

 

この道は岬の先端にある岬神社の参道でもあるようだ。

 

 

 

小さな東屋(場所)を過ぎると、下りの山道に変わった。

ここまで岬神社への案内は随所に見られたが、灯台への案内は全くない。

 

 

 

九木神社の入口から歩く事約10分、岬の先端に近づき、目前に神社らしい建物が見えるが、灯台はどこ?

 

 

建物の裏側から九木港沓埼灯台が姿を現した。

 

 

 

 

 

 

灯塔に点検用の扉が設置されているため、灯塔の形は「かまぼこ形」をしていた。

普通、四角形やろ。制御室の形も四角形やし・・・、何故に「かまぼこ形」?

ここでも灯塔の形のユニークぶりが発揮されているようだ。

 

 

制御室の壁は一旦タイルを剥し、コンクリートの壁を塗り直したようであるが、汚れが付着して特に汚くなっていた。

かまぼこを美味しく見せるためには再塗装の必要性があるように思われるが、いかがなものでしょうかね。

九木港沓埼灯台は岬の先端に建っているが、樹木に囲まれ、周囲の景観はあまり良くないようだ。

 

 

帰り際、九木神社に参拝、神社の樹叢に入らせて頂いた事に感謝し、九鬼町を後にした。