本日、11/1は灯台記念日である。
普段、公開されていない灯台の内部を見学できる日であり、灯台ファンの中にはこの日も心待ちにされている方も多いようだ。
私個人としては、灯台記念日に灯台内部を見学したのは江埼灯台だけである。
それも、たまたま10/31に江埼灯台を訪問した折、何やら灯台周辺が賑やかなので伺ってみると、その年は10/31が公開日になっていた。
取り敢えず、今年の灯台記念日には何か記念のイベントをと言う事で、先週に引き続いて、前倒しで10/31(土)に三重県熊野市の猪ノ鼻に建つ猪ノ鼻灯台を訪問した。
猪ノ鼻灯台は私の好きな「海登り」の灯台である。
大阪から近鉄電車で松阪駅に移動、JR松阪駅から特急南紀1号に乗車し、11時過ぎにJR熊野市駅に到着した。
南紀1号の車掌さんの話では、明日11/1から特急南紀が4両編成から2両編成になるとの事。
新型コロナウィルスの影響を含めた利用者減が車両編成にも表れているようだ。
熊野市駅前から熊野市コミュニティバス(D路線)に乗車し、約10分後、磯崎港バス停で降車する。
磯崎漁港
早速、堤防の付け根にある灯台への道の入り口に移動。
コンクリートの階段(行き止まり)を左手に進むと、小さな階段があった。
階段を上がって右手に進むと、コンクリートの堤防に沿って、灯台までの道が続いていた。
堤防に沿って進んでいくと、堤防終点の左側の斜面に細い道を発見。
この場所を過ぎた所に住民の方がいらっしゃったので、灯台までの行き方を確認してみた。
灯台までの道は台風で落ち葉が堆積していたので、清掃されたらしい。m(__)m
灯台までは一部道が細くなっている箇所があり、安全のため、斜面にロープが張られていた。
やがて、山道は行き止まりになり、ロープを使って、画面右下の二番目のコンクリートの堤防に下りる。
この場所は灯台までの行程の中間地点に当たる。
堤防上からは対岸に無限城(笑)・・・じゃなかった、鬼ヶ城が見渡せた。
鬼ヶ城と箱島(手前)
コンクリートの堤防終点の左側の斜面を、木の根っこを掴みながら約2mほど上る。
右手には灯台までの道が続いていた。
ここから灯台までは一本道である。
いざ、猪ノ鼻灯台を目指して、猪突猛進!(笑)
やがて、前方に猪ノ鼻灯台の姿が見えてきた。
「海登り」の灯台にほぼ共通して言える事だが、灯台周辺は撮影スポットがほとんどなく、木立に囲まれて海も見えなかった。
もっとも、「海登り」の灯台は、到達するまでの行程を楽しみ、到達した時の達成感を味わうものであると思っているが。
行きがけは行程の写真を撮りながら約40分かかったが、帰りは約25分で磯崎港まで戻り、猪ノ鼻を後にした。
磯崎港から歩いて次の目的地である鬼ヶ城に向かう途中、猪ノ鼻方面を撮影。
堤防入り口から猪ノ鼻灯台までの海岸ルート